ブルージェイズ・菊池 4回途中6失点降板、次回20日の先発は微妙な状態に

[ 2022年8月16日 10:40 ]

ア・リーグ   ブルージェイズーオリオールズ ( 2022年8月15日    トロント )

オリオールズ戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が15日(日本時間16日)トロントでのオリオールズ戦で今季20度目の先発登板。3回1/3を投げ、6失点(自責点3)でマウンドを降りた。

 1週間前に3本塁打を喫し、5失点した相手だが、地元TVのレポーターには「大きく変えなくても良い。狙い通りに投げられれば討ち取れる」と話していたそうだ。初回先頭のマケナの詰まった小飛球は一塁手の頭を越え、背走したゲレロのグラブに当たって落ちる不運なニ塁打。1死後、3番・サンタンダーに0-2からの外角直球を中前にはじき返され、先制された。3回は2死走者なしからサンタンダーに四球を与え、4番マウントキャッスルに初球、真ん中内寄りの95・4マイル(約153・5キロ)の直球を左越えに2点本塁打。捕手は高めに構えていたが、要求通りのコースに投げられなかった。

 その裏2点を取り返してもらうが、4回にノックアウトされた。1死後、俊足の7番・マテオが遊失で出塁。8番・バブラに四球。次打者の時に菊池のけん制悪送球で1死二、三塁のピンチを招いた。内野は前進守備となり、遊ゴロを打たせたが、素早くスタートを切ったマテオが本塁生還。打順は1番に戻り、マケナに真ん中に入ったスライダーを中堅左に適時二塁打され、80球で交代となった。4安打3四球、6失点(自責3)、防御率は5・36となった。

 ブルージェイズでは右臀筋を痛めて負傷者リスト入りしていた右腕ストリップリングが復帰し、17日(日本時間18日)に先発する。16日はマノア、18日はべリオス、19日はガウスマンの予定で、現時点で20日に誰が投げるかは決まっていない。菊池ではなく、今季12試合の先発で防御率3・54とより安定している右腕ミッチ・ホワイトが選ばれる可能性も高くなっている。

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2022年8月16日のニュース