【甲子園】全49代表校が辞退なく初戦終える 高野連、変則日程含め「ご協力の賜物。全48試合実施を」

[ 2022年8月13日 19:15 ]

<高校野球・8日目>賑わう甲子園球場(撮影・亀井 直樹)
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 第104回全国高校野球選手権は13日、第2試合に智弁和歌山が国学院栃木と対戦。これで出場49校全てが初戦の舞台に立った。

 高野連は「新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から抽選会の方法や日程の調整、直前での開会式の代表校の参加者の変更などを行い、第104回全国高校野球選手権大会は開幕いたしまた。また、49代表校が阪神甲子園球場でなんとか試合ができるよう、状況に応じたガイドラインの改定も行い、全ての代表校が試合をできることとなりました。代表校はじめ皆様のご理解・ご協力の賜物であり、大変うれしく存じています」とコメント。続けて「大会の後半戦を迎え、引き続きコロナウイルス感染拡大予防ならびに熱中症対策に最大限の注意を払いながら、決勝までの全48試合が実施できるよう努めてまいります」と、最終日までコロナ、熱中症などすべての対策に最大限の注意を払い、引き続き全試合実施を目指すとした。

 大会本部は6日、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの一部改定。当初は集団感染の場合、当該試合の日程変更できるケースは同一回戦での日程変更で対応するとしていた箇所を「試合前72時間以内に登録選手ら全員の陰性が確認されれば出場可能」と改定。感染拡大に歯止めがかかり、防止措置が講じられていると認められれば、登録選手入れ替えも可能とした。入れ替えは宿舎入り可能な35人以外でも部員なら可能(陽性判定を受けて療養期間が明けていない選手は不可)とした。

 大会前のPCR検査で集団感染と判断された浜田(島根)、帝京五(愛媛)、有田工(佐賀)、九州学院(熊本)の4校は大会8日目の出場とする日程変更で対応。組み合わせ決定後に集団感染が起きた県岐阜商、九州国際大付と合わせて計6校が開会式を欠席。開会式は各校の主将のみが参加する形に変更した。

 県岐阜商は登録18選手中10人を入れ替え、大会第4日目の9日に行われた1回戦・社(兵庫)戦に臨んだ。9日に集団感染と発表された九州国際大付(福岡)は2人を入れ替え、大会第6日目の明徳義塾(高知)戦に出場した。

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