【甲子園】国学院栃木の平井主将「この1勝が自信に」同点打&ダメ押し本塁打&投手としても好投

[ 2022年8月13日 16:37 ]

第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   国学院栃木5―3智弁和歌山 ( 2022年8月13日    甲子園 )

<国学院栃木・智弁和歌山>8回無死、国学院栃木・平井がソロ本塁打を放つ (撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 37年ぶり2回目出場の国学院栃木が昨夏王者で5大会連続26回目出場の智弁和歌山(和歌山)と対戦。11安打を放って5-3で勝利し、夏の甲子園2勝目を挙げた。

 打線は初回、2死から3番・槙本、4番・平井の連打と四球で満塁に6番・長田の左前適時打で2点を先制した。2-3と逆転を許した6回には先頭安打から4番・平井の左翼線適時二塁打で同点。さらに一、三塁には長田の左越え適時二塁打で勝ち越した。8回には先頭・平井の左越え本塁打でリードを広げた。

 投げては先発・中沢が2回に同点を許したが、続く3回から平井へとスイッチ。4回からは中川、6回からは盛永が登板、1点を許して勝ち越されたものの、その後を抑えて打線が逆転し逃げ切った。

 出場49校の最後に登場した智弁和歌山は0-2で迎えた2回、1死一、三塁から8番・中塚の右前適時打と9番・山田のスクイズで同点。6回には1死二、三塁に中塚のニゴロで勝ち越したがその裏に逆転を許しそこまで。3大会ぶりの初戦敗退となった。

 国学院栃木は直近で出場した甲子園は00年と18年の選抜だったが、いずれも智弁和歌山に敗退しており、リベンジを果たした形となった。

 2番手投手として1回を無失点、打っても同点打、ダメ押しの本塁打を含む3安打2打点の4番で主将の平井は「甲子園の舞台で毎回負けていた智弁和歌山にリベンジをすることができてうれしい」と引き締まった表情で話した。「チャレンジャーの意識を9回まで持てた。大阪に来てからも成長していると思う」とし、本塁打の場面については「少し泳がされたんだけれども、風に乗って良しと思った。仲間からフルスイングして来いと送り出されて、グラウンドを一周して気持ち良かった」と満足げに語った。

 自身の投球については「きょうは全員で継投と言われていて、準備はできていました。観客が多い中で投げて、気持ちよく投げられました」と回顧。「この1勝が自信になりました」と締めくくった。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月13日のニュース