近江を支える「野球少女」西岡美月マネジャー 選手として憧れた甲子園を楽しんでいます

[ 2022年8月13日 04:06 ]

第104回全国高校野球選手権第7日・2回戦   近江8―3鶴岡東 ( 2022年8月12日    甲子園 )

アルプスで笑顔を見せる近江・西岡美月マネジャー
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 【いっちーの届け夏エール】近江の西岡美月マネジャー(3年)は、選手として憧れた甲子園を楽しんでいます。

 中学までは野球少女。「打つのも投げるのも楽しい!」。小学3年の時、友人に誘われ野球を始めました。中学では軟式の「滋賀マイティーエンジェルス」に所属し、3年時には関西大会で首位打者賞を獲得。打率4割の強打者でした。うまくいかないとき勇気づけてくれたのは甲子園で輝く球児たち。「この場に立ちたい!」。当時は全国高等学校女子硬式野球選手権大会の決勝も甲子園で行われておらず「近江で選手に連れて行ってもらおう」とマネジャーとして聖地を目指す決断をしました。

 楽しそうにプレーする選手に、最初はうらやましさも。それでも「打球音でどのあたりに飛ぶかわかります」というほどの野球勘で選手からの信頼も厚く、今では「打てへんねんけど、どうしたらいい?」と助言を求められることもあります。

 全5試合に記録員でベンチ入りした選抜は準優勝。「目線も一緒で、自分もプレーしているような感覚で、ありがたいことでした」と夢がかないました。今大会はアルプスで全力応援。野球少女の熱い夏は続きます。

 ◇市川 いずみ 京都府出身のフリーアナウンサー兼ピラティスインストラクター。山口朝日放送時代に高校野球の実況で「ANNアナウンサー賞最優秀新人賞」を受賞。昨年からは早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に在学し、野球選手の障害予防について研究中。

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2022年8月13日のニュース