巨人・中田 4番初アーチも5位転落 1点リード守りきれず…原監督も詰めの甘さ指摘

[ 2022年8月13日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―6広島 ( 2022年8月12日    東京D )

<巨・広>3回、2ランを放つ中田(撮影・白鳥 佳樹)
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 1点を追う9回、3者連続三振で試合は終わった。逆転負けで3連勝を逃した巨人は5位に転落した。前日に続き4番に座った中田は3―2の3回に左中間へ14号2ラン。「いい流れで打席に入ることができました。いい感触で打つことができた」と第91代4番として初アーチなど3安打を放ったが、勝利には結びつかなかった。

 好調を維持する中田とは対照的に、前日に続き6番の岡本和は得点圏で2度凡退するなど4打数無安打。15打席連続ノーヒットとなった。好機で打席が回る巡り合わせに、原監督は「そういうもの。どこにいようがね。流れとしてはいい流れで来ているわけだからね」と奮起を促した。

 1点リードの8回から登板した5番手・平内が、ともに2球で追い込んでからマクブルーム、西川に連打で同点とされ、犠飛で逆転を許した。指揮官は「マークしているバッターに対して、いい追い込み方をしながら。やっぱり技術というものがそこに必要となってくる」と詰めの甘さを指摘した。(川島 毅洋)

 《先発4番通算234本目》巨人で先発4番2試合目の中田が3回に14号2ラン。先発4番での本塁打は移籍後初で日本ハム時代の昨年4月17日の楽天戦以来通算234本目。日本ハムでは4番初アーチに14試合かかったが、巨人では2試合目で記録した。また、中田は巨人91人目の4番で、そのうち本塁打を放ったのは王貞治の392本を筆頭に54人目となった。なお、初4番からの2試合連続打点は04年7月23、24日横浜戦の小久保裕紀以来18年ぶりだ。

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2022年8月13日のニュース