中日・大野雄 自己最少103球で今季2度目の完封!2カ月ぶり5勝目には「情けないですね」

[ 2022年8月13日 04:45 ]

セ・リーグ   中日4―0阪神 ( 2022年8月12日    京セラD )

<神・中>8回2死一塁、木下(35番)が左中間に2ランを放ち、両手をあげて喜ぶ大野雄(撮影・坂田 高浩)
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 中日・大野雄が4安打完封で今季5勝目。5月6日の阪神戦以来今季2度目の完封で、103球は自身最少での達成となった。2回は1死一塁で梅野を、4回無死一塁と9回無死一、二塁ではいずれもロドリゲスを内野ゴロに打ち取り、3つの併殺打には胸をはった。「マダックス(100球未満の完封勝利)とかは意識はしていませんけど、3つの併殺打は技術で狙ってとったので、それはよかった」。梅野は内角真っすぐで狙い通りに詰まらせ、9回のロドリゲスもカウント2―2からの7球目ツーシームがファウルだったため「もう少し高くしても大丈夫だろう」と8球目は同じツーシームをベルト付近に投じると遊ゴロに引っかけさせた。

 エースとしての自覚がハンパない。「9回の連続四死球は、ブルペンをバタバタさせてしまう」と反省すると、6月17日の巨人戦以来となる白星には「情けないですね」。広島・森下が9日のヤクルト戦で104球で完封勝利を挙げたことを例に出し「同じセ・リーグの投手に刺激を受けています」。1球少ない達成は単なる偶然か、それとも激しい闘争心の結果だったのか…。(畑野 理之)

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2022年8月13日のニュース