村上41号でバレ超え球団最速100打点も…ヤクルト7連敗で2位DeNA接近

[ 2022年8月13日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―4DeNA ( 2022年8月12日    神宮 )

<ヤ・D>2回、先制ソロを放つ村上(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトは16連敗した19年以来3年ぶりで、高津監督政権下ではワーストの7連敗。指揮官が「凄く大きなワンプレーだった」と指摘したのは2点を追う8回無死一、二塁だ。3番・塩見がバントを空振りし、二塁走者・丸山和が飛び出してアウトになった。「バントもできなかったし、走塁もアウトになってしまった」と高津監督。塩見は左前打し、2死満塁から押し出し四球で1点差に迫ったが、休養で先発を外れていた代打・山田が右飛に倒れた。

 孤軍奮闘したのは、好調を維持する主砲の村上だ。「何とか先制点という気持ちで打席に入りました」と、2回に中堅左へ2戦連発の先制41号ソロ。18年のバレンティンの104試合目を抜く球団最速の103試合目で100打点に乗せた。史上最年少の22歳シーズンで40号本塁打に到達した前夜に続く活躍。しかし、残りの打席は3四死球に終わると、打線が寸断された。

 山田に加えて中村、青木らも休養。丸山和はプロ初の1番起用で宮本を2番に置くなど組み替えたが、攻撃がつながらない。49イニング連続で適時打がなく、高津監督は「タイムリーが全然出ない。誰かが一本と思っているけれど、難しい」と話した。2位・DeNAとの直接対決に敗れてゲーム差は6に。踏ん張りどころを迎えている。(青森 正宣)

 《138打点ペース》22歳の村上(ヤ)が41号ソロを放ち、今季100打点目を挙げた。ヤクルトでチーム103試合目のシーズン100打点は、18年バレンティンの104試合を抜く球団最速記録だ。また、自身にとっては昨季の112打点に続き2度目のシーズン100打点。21、22歳での連続100打点は63、64年王貞治、97、98年松井秀喜(ともに巨)、15、16年山田(ヤ)の各23、24歳シーズンを2歳更新する最年少達成になった。なお、現在のペースだと最終的には138打点まで届く計算。13、18年にバレンティンがマークした球団最多記録の131打点を上回る数字となっているが、どこまで増やすか。

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2022年8月13日のニュース