オリ・吉田正 2発で今季最多タイ貯金4導いた!3安打で打率・322に上昇…3年連続首位打者見えた

[ 2022年8月13日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス6―3ソフトバンク ( 2022年8月12日    ペイペイD )

<ソ・オ>5回、ソロを放つ吉田正。投手・杉山(撮影・岡田 丈靖)             
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 オリックスに流れを呼び込んだのは、頼れる主砲だった。吉田正が4月30日の西武戦以来の今季2度目、通算9度目の1試合2本塁打を放ち、今季最多タイの貯金4に導いた。

 「1球でしっかり強いスイングで仕留められた」。先制13号ソロは衝撃だった。初回1死一塁、1ボールからの2球目、杉山の151キロ直球を強振。ソフトバンクの右翼・柳田が一歩も動けないほどの痛烈な打球を、右中間席へ突き刺した。

 反撃機運も高めた。2―3の5回1死、1ボール2ストライクからの4球目、杉山のスライダーを今度は左中間へ同点14号ソロ。「追い込まれていたので、逆方向に打ち返せるようにと思っていた。ボールの下にバットがうまく入ってくれた」と手応えを口にした。

 6回には右前打も放ち3安打3打点。打率・322は骨折で離脱中の日本ハム・松本剛(同・355)に次ぐリーグ2位。日本ハムが108試合を消化した時点で松本剛は規定打席未満となり、順調なら16日にも吉田正がリーグトップに浮上する。かねて「獲れるタイトルは全て」と話しており、3年連続首位打者へ期待が膨らむ。

 2位・ソフトバンクにも1ゲーム差と詰め寄った。「チームを勝利に導く一打はチームに流れが来る。今後も大事になってくる」。吉田正の一振りが、チームを上昇気流に乗せる。(湯澤 涼)

 《紅林がV2ラン》紅林が決勝6号2ラン。5回、吉田正の一発で追いつき、なお2死三塁で右中間席へ放り込んだ。パワーの源は炭水化物。大食漢で夏場でも食事量は不変といい「むしろ太る。1回出塁したら体重は1キロ減ると思っているので食べていいことにしている。普段は丼飯一杯だけど、1回出塁したらラーメン追加、2回なら丼飯おかわり」と独自ルールを紹介。この日は4打数1本塁打とあって「本塁打は1回分なので」と残念そうだった。また、平野佳が9回に登板し1回無失点で26セーブ目を挙げリーグ単独トップに浮上した。

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2022年8月13日のニュース