シンダーガード、古巣メッツが73勝39敗の成功にも、エンゼルスを選んだことは後悔していない

[ 2022年8月13日 09:38 ]

トレードでフィリーズに加入したシンダーガード(AP)
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 フィリーズのノア・シンダーガード投手(29)が古巣メッツの本拠地シティフィールドに、初めて敵方の選手として登場。メッツはここまで73勝39敗と素晴らしいシーズンを送っているが、クォリファイングオファーを拒否し、西海岸のエンゼルスを選んだオフの選択について「後悔していない」と話した。ニューヨークポスト紙が12日(日本時間13日)に報じた。

 なぜクォリファイングオファー(年俸1840万ドル)を受けず、エンゼルスと1年/2100万ドルでサインしたのか。シンダーガードはトミージョン手術(肘側副じん帯再建術)からの復帰の過程であったことを理由に挙げた。「ニューヨークにはエネルギーがあって、そこが素晴らしいのだけれど、同時にちょっとしたことでお尻を噛まれてうっとうしくなることもある。些細なことでも大きく取り上げられるからね。再スタートの過程でそこは怖かった」と明かす。選手生活の再スタートには新しい環境が良いと考えたそうだ。しかもメッツの方向性は定まっていなかった。その頃、まだ新しいGMを探しており、新GMが決まってから、シャーザー、オッタビノ、マルテ、キャンハらを積極的に補強、快進撃につなげた。今や、ポストシーズンでナ・リーグ優勝候補のドジャースの、最大のライバルと目されている。

 一方エンゼルスは借金生活で、8月2日のトレードデッドラインにフィリーズにトレードされた。「距離を置いてメッツの成功を見ている。今でも応援している」とシンダーガード。幸せかと聞かれると「幸せだよ、人生は本当に素晴らしい」と答えていた。

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2022年8月13日のニュース