今秋ドラフト候補の関学大・西、7回1失点の粘投で逆転勝利呼ぶ

[ 2022年4月23日 17:11 ]

関西学生野球第4節第2日   関学大2-1関大 ( 2022年4月23日    甲子園 )

<関学大・関大>7回を4安打1失点に抑えた関学大の先発・西隼人(撮影・岸 良祐)
Photo By スポニチ

 関学大が逆転勝ちで伝統の「関関戦」を制した。今秋ドラフト候補で最速152キロ右腕の西隼人投手(4年)は、7回を4安打1失点(自責0)。0―1で降板後にチームが逆転したため、自身に勝敗はつかなかった。

 「真っすぐの調子が良かった。目いっぱいのイメージではないが、スピードが出てくれたという感じ」

 昨年4月以来の甲子園登板で、序盤から快調に飛ばした。3回まで打者9人で抑える完全投球。球場表示では150キロを2度、計測した。しかし、4回に失策絡みで2死三塁とされ、4番・上神雄三に打ち取った当たりの遊撃内野安打で先制を許した。

 その後は追加点を許さず、連打で招いた7回1死一、二塁では、6番・下井田悠人を11球目で右飛に打ち取り、7番・小河英一郎は148キロで見逃し三振。「元々、あんまり動じない性格なので。相手に流れを渡すことなく、後ろにつなぐことができた」と冷静に振り返った。

 今季は6日の同大戦に6回1失点で敗戦投手。16日の立命大戦では8回無失点も、味方の援護がなく勝利投手にはならなかった。3試合で0勝1敗と白星に恵まれないが、21イニングを投げて防御率0・43は圧倒的だ。

 「チームが勝たないと神宮にも行けない。自分のやることをやっていく」

 エースらしく心を乱さずに、チームの勝利だけを追い求めていく。

続きを表示

2022年4月23日のニュース