【お立ち台全文】ヤクルト石川「いつもなんか変なプレッシャーかけてんじゃないかなって…」仲間気遣う

[ 2022年4月23日 22:05 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―0阪神 ( 2022年4月23日    神宮 )

<ヤ・神> 勝利投手の石川はベンチ前で青木らナインを迎える(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトの石川雅規投手(42)が阪神戦(神宮)に先発登板して6回3安打無失点と好投。ルーキーイヤーの2002年から21年連続勝利となるプロ通算178勝目(178敗)をマークした。

 青木宣親外野手(40)の今季1号ソロで4回に入った虎の子の1点を石川、梅野、田口、マクガフの4投手で守り抜いて完封リレー。青木に続いてお立ち台に上がった石川も感激の面持ちだった。

 ――やってくれました!6回無失点、今シーズン初勝利。ナイスピッチングでした!

 「ありがとうございます」

 ――まず、きょうのマウンドです。今シーズン初勝利が懸かって上がりましたが、どんなことを心がけてマウンドに上がったんでしょうか

 「いや、ほんとにあの…今季1勝というのをね、なんとか目指して。勝利ボールをね、なんとか家族に持って帰りたいなという思いがありましたし、さっき青木が『石川おじさん』(実際は『石川じいさん』)と言いましたけども『青木おじさん』が打ってくれたんで、僕もあの…気合が入りました!」

 ――4回の、そのおじさんのホームラン。やっぱり、その1点っていうのが好投につながったんじゃないでしょうか

 「そうですね。青木おじさんがほんと打ってくれたんで。すごく勇気をもらえましたし、さっき青木も言ってましたけど、ロッカー隣なので。青木も苦しんでたんで、あの1本で本当にこれからノリ(青木)がね、どんどん乗っていくんじゃないかなと思ってます」

 ――きょうは守り、バックも好守備がありましたし、あとはリリーフ陣もなんとか石川さんに勝ちをという、そういう思いも伝わってきました。その点いかがでしょう

 「そうですね、いつもなんか変なプレッシャーかけてんじゃないかなってちょっと気になってはいたんですけども。本当に(19歳の捕手・内山)壮真がいいリードしてくれましたし、試合前からいろいろ話しながらマウンドでそれを出すことができましたし、本当にバックも…本当にナイスプレーをして盛り立ててくれたんで、本当に最高のゲームができました」

 ――これで、また大記録です。入団から21年連続勝利。史上3人目の快挙ということになりました。この記録に関してはいかがでしょう

 「ありがとうございます。いや、1人ではね、なかなか…というか、できない数字だと思うので。本当にいつも応援してくれるファンの皆さんと、サポートしてる裏方さんはじめ監督、コーチのおかげで、こういうふうにきょうもマウンドに立つことができました。本当にありがとうございます」

  ――きょうは40代2人。まさにベテランデーということで、今後に向けてファンの皆さんも応援してくれるはずです。メッセージをいただけますか

 「きょうも本当にたくさんの皆さん、本当に神宮球場に足を運んでいただいてどうもありがとうございました。まだまだ青木も僕もまだまだ若い人に負けないという気持ちで1戦1戦頑張ります。これからも熱いご声援よろしくお願いします」

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