阪神2軍、ノーノー負け 平田監督「佐々木朗希じゃないんだから」「実力がないだけ」

[ 2022年4月22日 16:00 ]

ウエスタン・リーグ   阪神0-1オリックス ( 2022年4月22日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・オ>9回2死二塁、遠藤(手前)が空振り三振に倒れて、無安打無得点に終わり、ベンチで静まりかえる平田2軍監督(左から2人目)とナイン(撮影・坂田 高浩)
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 屈辱のノー・ノー敗戦。阪神は22日、ウエスタン・リーグのオリックス戦で4投手の継投で無安打無得点。走者は2四死球だけの完敗で、2軍も8連敗を喫した。

 以下は、試合後の阪神・平田監督の一問一答。

 ――無安打に終わった。

 「佐々木朗希じゃないんだからね。でも、この投手(ワゲスパック)も1軍で投げてないの? この前の広島のアンダーソンといい、いい投手だな」

 ――絞り切れなかった?

 「いや、実力がないだけ。やっぱりそれで、いい投手だから打てない、ではない。こういう投手を工夫する。短く持つとか、ポイントを前にするとか、こういう投手をね、どう攻略していくかというところで1軍のレベルという打者になっていかないといけないわけね。いい投手で、上背もあって150キロを随時出して打てませんでした、ではいかん。これを感じたのをどうやってこれから練習でスイングを速くするとか、いろんな工夫をして、次に対応していかないといかんわね」

 ――無安打だったことが強い薬になる?

 「薬も何も。薬とかいうレベルじゃない。若い子たち、1、2番も含めて藤田とかも薬じゃない。そういうレベルじゃない。薬というのは君らみたいにいい記事を書いて、たまにしょうもない記事を書いて、というのは薬になる。薬をつけるとかいうレベルじゃない。まだまだ練習をして、低いレベルだっていうことよ」

 ――150キロを超える投手を打てないといけない。

 「それはなかなか。そうは簡単に言うけど、それをでもほら見てみろあのデカさ(ワゲスパックを見て)。アンダーソンだって対決するのに今日でも豊田みたいに三振ばっかりしたら2軍でしょ。スタメン出されてみ、みんな2軍に行かされるだけよ。まぁ小野寺はアンダーソンからホームラン打ったやん。それが1軍の補欠クラスやん。そういうレベル的に思い知らされるじゃなく、たまに自分たちの身の丈を知るという。そういうことやん。ふざけてやってるわけじゃないもん。手を抜いてやってる訳でもなく、横着してるわけじゃない。一生懸命食らいついていってるんだけど、(バットに)当たらない。それをどうするかや。エンドランしたって藤田当たらない。3バント失敗するやん。それを次に生かすようにする、それがファーム。だから1軍みたいに2軍行けっていう訳にはいかない」

 ――西純が好投した。

 「この前は普通の投手になってしまったってねえ。粘りも何もないわ言ってたが、今日は9回まで安藤コーチが行かせていいですかって」

 ――制球面も良かった。

 「最初のスリーボールで四球スタートかなって思ったけど、あそこの粘りが今日のいいピッチングに繋がった。欲を言えば、1軍クラスの宗、トップバッターで与えたフォアボール。反省するのはあそこ。あとはスピードも出てたし、コントロールも良かったし、サードはやっぱり、彼(片山)は素人だからね。昨日もそうだけど、キャッチャーがサードとかあれしてるけど、これはもう責められないねん。キャッチャーがサードしてんだから、そこをサードゴロじゃなく、三振取らなきゃいかん。あそこでギアを上げてさ、そういうふうなレベルを上げて欲しい。純矢には。今日ぐらいのピッチングだったら、あの、普通より2ランクアップだからね、今日の純矢の投げてるあれをみて、野手がもうちょっとってところだったけど、悲しいかな。現状のあれがね」

 ――藤浪が今日、立ち投げでブルペンに。来週くらいには実戦か。

 「いやあ、そのへんはどうなんやろ。まあ、まだこの間帰ってきたばっかりなんでね。そのへんはまだ、何とも言えん。焦らせて、ピッチャーはあれやからね。そのへんの状態は、将司(伊藤)にしても、どうかっちゅうのはまだあれやな」

 ――北條は26日の練習試合に。

 「いや、まだ分からん。シートノックに明日も出て。決して無理はさせられないんで。術後なんでね。(西純は)四死球2つだけだもん。うーん。片山は責められないよ。サードゴロだもん。昨日も間に合わないのに二塁に投げてしまって。それは言えない」

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