巨人 新助っ人シューメーカー 7回途中2失点好投も打線の援護なし マウンドで2度頭を抱える

[ 2022年4月9日 16:21 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年4月9日    東京D )

<巨・ヤ5>巨人先発のシューメーカー(撮影・久冨木 修)       
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 巨人の新助っ人、マット・シューメーカー投手(35)がヤクルト戦(東京D)で来日初登板初先発。球数少なく好投していた6回に追いつかれて7回途中5安打2失点(自責1)で降板し、巨人では2020年6月21日阪神戦(東京D)のサンチェス以来2年ぶり10人目となる新外国人初登板初勝利を逃した。

 1番・塩見に投げた来日初球の直球が真ん中に入り、看板直撃の初回先頭打者初球アーチを被弾。試合開始と同時に先制を許したが、その後は5回まで49球と球数少なく好投を続け、2回、4回、5回と3者凡退に仕留めた。

 だが、女房役の大城にバックスクリーン右への勝ち越しソロが4回に出て2―1で迎えた6回だった。1死から太田に右前打されると、続く山田に初球を投げる前の一塁けん制球が悪送球となって一走・太田は一気に三塁へ。自らの悪送球に頭を抱える仕草を見せたシューメーカーは山田の三塁線を襲った打球が岡本和のグラブの下を抜ける同点二塁打となると、再び頭を抱えた。それでも勝ち越しは許さず、2―2のまま。7回のマウンドにも上がったが、2死から四球、安打で一、二塁とした場面で原監督が投手交代を決断。このピンチにリリーフした2番手左腕・高梨が太田を空振り三振に仕留めた。

 シューメーカーの投球内容は6回2/3で打者28人に対して83球を投げ、5安打2失点(自責1)。5三振を奪い、与えた四球は3つ、直球のMAXは148キロだった。

 原辰徳監督(63)は今季初の連敗を喫した前日8日の試合後、3試合の2軍戦登板を経て1軍マウンドに臨むシューメーカーについて流れを変える存在に?と水を向けられると「まあ、思い切ってね、初戦だしね、過度の期待値というよりもね、日本の野球というものをね、どこかに楽しみながら投げて欲しいと思いますね」と話していたが、スプリットを武器に好投して指揮官の期待に応えた。

 ▼シューメーカー このマウンドに上がることができて幸せだったし、本当に楽しかった。ピッチングに関しては満足しているが、自分の暴投によってチームに迷惑をかけてしまったことを反省している。

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2022年4月9日のニュース