【阪神・平田2軍監督語録】野手11人で臨むも敗戦に「うちのさわやかイレブンも粉砕だ」

[ 2022年4月9日 16:29 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1-5広島 ( 2022年4月9日    マツダ )

日高2軍打撃コーチと話す阪神・平田2軍監督(手前)
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 阪神は試合前までウエスタン2試合の先発で防御率0・69と安定していた村上が、5回8安打5失点と粘れず。打線は広島の新助っ人右腕・アンダーソンに6回までわずか2安打、9奪三振を喫するも、この日1軍から合流したばかりの小野寺が左翼席へのホームランで一矢報いた。

 以下は阪神・平田2軍監督との一問一答。
 
 ――村上が5回5失点
 「粘りきれんかったな。今日はいつもの栄枝を使わずに、ちょっと藤田をというところだけど、それは関係ないな。初回の2点はしょうがないというかアレやけど、(4回の)3点というところが粘りきれんかったな。その辺は今後課題になってくるとこや。ずっといいピッチングしてたんで、こういう所でいかに初回の2点で粘り強く、昨日の青柳じゃないけど。その辺は勉強になったと思うわ」

 ――救援陣は無失点
 「負けてる時はみんないいんだよ。素晴らしいやん、岡留、尾仲、加治屋。このぐらいの腕の振りで勝ってる時とか同点の時にピッチングできれば。やっぱりメンタルやな、気持ち的なとこよ。こうやって5対1で気楽なとこで投げさせると本来の自分たちの力を出しよるけど、ちょっと勝ってたり同点やったりするとすぐボール先行になってというところよ。こういうピッチングを勝ってる時とか同点の時とかにできるかってところ。負けてる時にこうやって誰でも抑えられるよ」

 ――ドラフト5位・岡留は公式戦3試合目の登板で初の無失点
 「まだまだスピードが出るはず。今日も気合い入ってるけど、岡留もそう。これはまだまだ新人だし経験で、でもスピードがもうちょっと出るしこういう時にちょっと緩いカーブとかも試すかなと思ったけど、そんな余裕なかったわな」

 ――小野寺が合流即ホームラン
 「暖は練習の時も悪くないし、落ちてきたけどこういう内容で、去年の(ウエスタン)首位打者だもん。こうやって1発もあるところで内野も外野も守れるってところで、またすぐチャンスがくると思うしね。その辺では打席も5打席しか立ってないでしょ。長坂にしても打席に立ってなかったんで、どんどんどんどんこういうファームの方で打席立たせて調子上げていってあげな」

 ――広島のアンダーソンについて
 「これはしかし、150キロとスライダーとチェンジアップと、コントロールもいい、クイックもできる。何者連続三振取られるかなと。6人取られたから、何人連続が記録かなと思ってさ。うちのバッターがそういう三振ばっかしてたけど、いいもん。誰と比較してじゃないよ。これ、安定してるぞ、と思わない? バッティングもいいし。今日、ピッチング見た限りではちょっと安定してる。ちょっと厄介やなっていう印象は受けるわな」

 ――一軍でてくると厄介
 「一軍クラスのバッターだと対応はまた変わってくるだろうけど、150キロ随時出して、ランナーがちょっと出た時に乱れるぐらい。クイックもいいし、コントロールもいいし、チェンジアップもいいもん。今日見れたんでよかったけど」

 ――陽川が欠場
 「脇腹の張り。今日の状態はまだ連絡来てないので、今無理さしてあれしたらいけないんで。人数がこうなって、さわやかイレブン(注:74年春にわずか11人の選手で選抜準優勝した池田高校の愛称。この日の阪神野手も11人)も粉砕だ。さわやかイレブン散ったよ、藤田、中川。高寺、遠藤と、まあこうやって(選手が)いないならいないで若い子が出れるんで、いい経験だ。さわやかイレブン、粉砕!」

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