西武 ソフトバンクと0―0引き分け ドラ1隅田は7回途中無失点も無援で2勝目お預け

[ 2022年4月9日 22:04 ]

パ・リーグ   西武0―0ソフトバンク ( 2022年4月9日    ベルーナD )

<西・ソ>7回途中で降板する隅田(手前)(撮影・尾崎 有希)
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 西武は9日のソフトバンク戦(ベルーナD)に0―0で引き分け。先発のドラフト1位ルーキー・隅田知一郎投手(22)が6回2/3を4安打無失点と好投。打線の援護なく今季2勝目はお預けとなったが、リリーフ陣も好投し0―0のまま延長戦へ突入。計7人の投手による無失点リレーでひとまず連敗は回避したが、打線が振るわず勝利を手にすることが出来なかった。

 今季3度目の先発となった隅田は初回、2回と2イニング連続3者凡退と抜群の立ち上がり。3回、1死から正木に左前打を浴び、初安打を許すも続く甲斐を三ゴロ併殺打に打ち取り無失点。5回には2死一、二塁とこの日初めて得点圏に走者を背負うも正木を遊直に打ち取り、ピンチを切り抜けた。

 隅田は6回も3者凡退に抑えるなど7回まで毎回先頭打者を出さない安定感抜群の投球。相手先発・東浜と見事な投手戦を演じたが、7回2死走者なしから中村晃、松田に連打を許したところで降板。プロ2勝目はお預けとなったが2番手の水上がガルビスを空振り三振に打ち取ると、ベンチで両手を叩いて喜んだ。

 ルーキーの好投に報いたい打線だったが東浜の前に6回までわずか1安打と沈黙。それでも7回、先頭のオグレディが右前打で出塁。続く中村も強烈な当たりで三遊間を抜こうとするも三塁手・ガルビスの好守に阻まれチャンスを広げられず。その後2死一塁で栗山を迎えたところで東浜が降板となったが、栗山は2番手の嘉弥真の前にニ飛に倒れ、両チームゼロ行進が続いた。

 8回は続投の水上が2死一、三塁のピンチを迎えると辻監督が動き、3番手として平良がマウンドへ。今季4試合目で本拠では初登板となった平良は、代打・柳町を156キロの力のあるストレートで空振り三振に仕留め無失点。ベンチ前では隅田からも“手厚い”歓迎を受けた。

 9回も続投となった平良はグラシアル、中村晃、松田を3者凡退に封じ無失点。ただ打線が9回も無得点に終わり、0―0のまま延長戦へ突入することになった。

 試合は延長戦を迎えても動かず。互いのリリーフ陣が好投し、0―0のまま12回を終え試合終了。西武は今季初の引き分け。隅田、水上、平良、増田、平井、佐々木、宮川の7人が見事な無失点リレーを見せた。

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