巨人シューメーカーと一問一答「けん制の悪送球がなければ本当は2―1で勝っていたと思うと悔いは残る」

[ 2022年4月9日 19:26 ]

セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト ( 2022年4月9日    東京D )

<巨・ヤ5>巨人先発のシューメーカー(撮影・久冨木 修)       
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 巨人の新助っ人、マット・シューメーカー投手(35)がヤクルト戦(東京D)で来日初登板初先発。5回まで49球と球数少なく好投していた6回に追いつかれて7回途中5安打2失点(自責1)で降板し、巨人では2020年6月21日阪神戦(東京D)のサンチェス以来2年ぶり10人目となる新外国人初登板初勝利を逃した。なお、チームは延長10回に立岡の今季初安打が自身初のサヨナラ弾となって勝利を収めている。

 シューメーカーとの一問一答は以下の通り。

 ――初登板初先発を振り返って

 「最終的に勝ったし、良い試合だった。個人的にもストライク先行で攻めていけた。不利なカウントになったのも何人かしかいないくらい。有利なカウントをつくれて全体的に良かった。けん制の悪送球がなければ本当は2―1で勝っていたと思うと悔いは残るというか、反省するところは残るが、最終的に勝てて良かった」

 ――初球で塩見に先頭打者弾を打たれたが、その後切り替えた

 「もうちょっと初球に関しては低めに投げていれば、空振りとかゴロとか、ファウルとか違う結果になってたと思うので、完全に責任を負うべきは自分。ただ、ああいう初球先頭打者本塁打はめったにないけど、起こること。それは次回以降、気を付けなきゃいけない。ただ、おおむねその後は過ぎたことなので、打たれた球は。そこから次の球、次の球と線を引くことはできるタイプなので、それは出来たと思う」

 ――球数少なく、テンポの良い投球で持ち味が出た

 「確実に良いテンポは意識している。自分を助けることもあるし、守備についている野手の集中を切らさないためにも間違いなく有益なことなので意識している」

 ――振りかぶったり、セットでタイミングを変えたりと工夫をしていた

 「そうやって打者のタイミングを狂わせるというふうな工夫は前からしていて、いかにタイミングを外すか、テンポ良く投げるかは大事だと思っていて、きょうもそれができたかなと思う」

 ――スタミナ的な部分も含めて、次回登板への課題など

 「6回2/3で余力はあったし、投げ切りたかった。7回を振り返ると、先頭から2人ポンポンと抑えて、3人目を不利なカウントにして歩かせて、で、ヒット打たれたという、不利なカウントになった時点でポンポンと2人(アウトに)取ったわけだから、もうちょっと攻める気持ちで、3者凡退で7回投げきって、余力的には8回もいけたと思う。そこはちょっと、ポンポンと取ったあとの3人目が良くなかったかなと思う」

 ――次回以降はもっと良くなる?

 「そうですね。来日して調整段階というのは抜きにしても、シーズン途中であっても、絶えず何かしら、次回は何かしらよくなる部分、余地があると思っている。ちょっとしたことでも、そういう余地、隙間を埋めていくことが、よりいい投手になることだと思っている。きょうでいえば、もう少しけん制の練習はできるだろうし、ポンポンと2人取ったあとに3ボールになったのは2回あった。そこをちゃんと取れるように、という2つが、きょうでいえば課題というか、もっと良くなることだと思う」

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2022年4月9日のニュース