立大・山田 安打量産でV導く!「絶対プロに」主将が集大成の覚悟 9日東京六大学春季L開幕

[ 2022年4月9日 05:30 ]

立大・山田
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 東京六大学野球春季リーグ戦は、9日に神宮球場で、東大―慶大、早大―法大で開幕する。今季は19年秋以来となる2戦先勝の勝ち点制で争う。今秋ドラフト候補に挙がる立大の主将・山田健太内野手(4年)は、リーグ戦通算100安打と、17年春以来の優勝を目指す。

 大学入学時から譲れない目標だ。山田はラストイヤーに向けて、「絶対プロに行くという思いを持って、ずっと目指して大学生活を送ってきた。いよいよだな、と思う部分もあります」と集大成を見せる覚悟を示した。

 1年春は打率・375、同年秋は・333と順調なスタートだったが、2年以降の3割超えは昨春(・316)だけ。冬の期間、レベルアップを目指して振り込み「もう1、2段階上を目指して強化してきた。今季こそは自分が打って優勝につなげられるようにしたい」と熱く語る。

 3月に予定されていた侍ジャパンの強化試合・台湾戦は、コロナ禍で中止になったが、日体大・矢沢とともにアマチュアからメンバーに選ばれていた。「うれしい気持ちと驚きがあった。いい意味で自信にしてやっていけたら」。栗山監督とも3月のオープン戦で対面し「思い切ってプレーしてくれ」と背中を押された。

 現役最多のリーグ戦通算62安打を放っており、100安打まで残り38本。「高いハードルではある」と語るが、今季から1勝1敗になれば3試合目が行われる勝ち点制が復活した。試合数が増えることが予想され、追い風になる。「主将になって優勝するための打撃をしてきている。結果的にそこの数字に届いたら」と見据えた。(田中 健人)

 ◇山田 健太(やまだ・けんた)2000年(平12)7月19日生まれ、愛知県出身の21歳。小2で野球を始め、千代田中では東海ボーイズに所属。大阪桐蔭では、2年春夏と3年春夏の4季連続で甲子園に出場し、3度の全国制覇に貢献。立大では1年春からリーグ戦に出場し、通算59試合出場で打率.301、7本塁打、26打点。1メートル83、86キロ。右投げ右打ち。

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2022年4月9日のニュース