DeNA コロナ集団感染で中日3連戦延期 新たに砂田、楠本、スタッフ2人も陽性

[ 2022年4月9日 05:30 ]

DeNAの砂田
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 日本野球機構(NPB)と12球団は8日、オンラインで臨時の実行委員会を開き、DeNAの新型コロナウイルス集団感染を受け、8~10日に横浜スタジアムで予定されていた中日との3連戦の延期を決めた。感染拡大を防ぐためで、チーム活動も停止する。

 NPBの井原敦事務局長は、3連戦を延期した判断について、オミクロン株の潜伏期間が3日程度とされていることを挙げ「3日間接触を避け、これ以上の拡大を防ぐ。連日の検査で陰性を確認していく」と説明した。

 DeNAはこの日、新たに砂田、楠本とスタッフ2人がPCR検査で陽性判定を受けたと発表。予定されていた横浜スタジアムでの個人練習も中止した。6、7日には牧ら7選手と斎藤隆チーフ投手コーチらの感染が判明し、7日の甲子園球場での阪神戦が延期となっていた。4月以降の陽性判明は計9選手。濃厚接触疑いの桑原、石田、大田の3選手を加えると12選手が戦線離脱となり、チーム編成は極めて困難な状況となっている。9日以降は、陰性が確認されている選手が個別練習を行う。

 三原一晃球団代表は「中日球団さん、ファンの皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪。「一度チーム活動を停止してセーフティーなチームをつくっていく」と話した。

 《検査体制見直し 陽性者多発防ぐ》臨時実行委員会で12球団は、同一チーム内の陽性者多発を防ぐため、検査体制を見直す方針を決めた。これまでは月1度の定期スクリーニング検査と、2カード以上の遠征は本拠地に戻ってからのPCR検査が指標。これを2週間に1度の定期検査とし、2カード以上の遠征時は遠征前と後の計2回に増やすことを新たな目安にする。楽天やDeNA、オリックスに感染者が増えており、NPBの井原事務局長は「検査頻度を高めて、陽性多発の事案をできるだけ未然に防ぎたい」と説明した。

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2022年4月9日のニュース