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日本ハム・伊藤「栗山さん」を世界一に!侍ジャパン新監督決定的、今季新人10勝の恩返し

[ 2021年11月15日 05:30 ]

ヘアバンドをして練習する伊藤(撮影・森沢 裕)
Photo By スポニチ

 日本ハム前監督の栗山英樹氏(60)の侍ジャパン新監督就任が決定的となったことを受け、伊藤大海投手(24)が14日、秋季練習が行われている千葉・鎌ケ谷の2軍施設で2023年のWBC出場に意欲。今夏の東京五輪では救援でフル回転して金メダル獲得に貢献した右腕はレギュラーシーズンで調子を落とした終盤も我慢強い起用で10勝をサポートしてくれた前指揮官に恩を返す。

 さらに成長した姿で、恩を返すチャンスが到来するかもしれない。侍ジャパン監督への就任が決定的となっているのが、今季までチームで監督を務めていた栗山氏。秋季練習が行われている鎌ケ谷で対応した伊藤は「もちろん(日本代表に)選ばれ続けたい気持ちはあります。現状維持ではなく、新たな姿でそういう場所に常に呼ばれる選手になりたい」と言葉に力を込めた。

 球団初の道産子ドラフト1位の期待を背負った今季。開幕から体力面を考慮しつつ先発での起用を続けてくれたのが栗山氏だった。活躍が認められて東京五輪にも出場し、侍ジャパンのセットアッパーとして金メダル獲得に貢献。心身ともに疲労が蓄積した9月末からは4連敗を喫したが、栗山氏の叱咤(しった)激励もあり、チーム最終戦だった10月30日のロッテ戦で今季の新人では唯一となる2桁勝利に到達した。

 伊藤は「栗山さんだからじゃなく、自分の力で名前を挙げられるよう、結果はもちろんですけど、人間性を含めてこのオフから準備していきます」と静かに闘志を燃やす。今の自分を育ててくれた前監督に恩返ししたい気持ちは誰よりも強い。今後の国際大会は23年に開催予定のWBC。3年連続で5位に低迷した責任を取って退任した指揮官に「世界一」の称号をプレゼントするチャンスとなる。

 23年春に侍ジャパン入りするため、まずは新庄新監督の下で来季は2年目のジンクスを吹き飛ばさなければならない。求められるのはエースの上沢とともに2本柱として活躍すること。この日も入念にウエートトレーニングを行うなど、パワーアップに努めた。

 「去年は大学生だったのに半年後に(代表に)呼ばれた。何があるか分からない。いい投手は出てきているので負けないようにやっていきたい」と伊藤。

 2年後、巨大な日の丸をバックに栗山氏と一緒に笑う。そんな未来を、夢に描いている。(伊藤 幸男)

 ▽伊藤大海の東京五輪 7月31日の1次リーグ・メキシコ戦に2番手で登板。2回を1安打無失点の好投だった。8月4日の韓国との準決勝では「追いロジン」が話題に。2―2の7回から登板し、韓国ベンチから「ロジンの付けすぎではないか」と抗議があったが動じず、2回を1安打無失点。勝利投手となった。7日の米国との決勝も1回0/3を2安打無失点で、3戦連続無失点で金メダル獲得に貢献した。

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