大谷翔平 東日本大震災から10年 節目の年での大活躍「勇気づけることができたならうれしい」

[ 2021年11月15日 10:52 ]

会見する大谷(撮影・尾崎 有希)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が15日、東京・日本記者クラブで会見した。

 グレーのスーツ姿で出席した大谷は、2017年11月、2018年11月以来3年ぶり3度目の日本記者クラブでの会見に臨んだ。

 投手で9勝を挙げ、打者ではリーグ3位の46本塁打に加えて100打点、26盗塁とフル回転した米4年目の今季は、東日本大震災から10年目。そんな節目の大活躍となった。震災については「何年たっても気持ちは変わらない。(当時は)高校生だったが忘れることはないかな」と大谷。地元・岩手の人たちは「身近で観て、活躍をとても喜んでくれる」とし、「(地元に人たちから)勇気づけられることも多いし、自分が勇気づけることができたならうれしいし、やりがいがある。頑張りたいなと」と気持ちを新たにした。

 今オフは「7冠」を獲得。ここまで専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手、「ベースボール・ダイジェスト」の野手部門最優秀選手、7年ぶりの選出となったコミッショナー特別表彰、老舗スポーツメディア「スポーティング・ニューズ」の年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」、選手間投票による年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」、ア・リーグ最優秀野手、シルバー・スラッガー賞(DH部門)を受賞している。

 今後はMVP、エドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)、などを受賞する可能性がある。その他にも全国紙USAトゥデー、CBS、FOXなどのテレビ局など、米国の各メディアが選出するMVPにも輝くことが濃厚。合計受賞数は2桁に達することは確実。MVPは18日(日本時間19日)に発表される。

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