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鈴木尚典コーチが秋季練習初日に発した重みある言葉 最下位から巻き返しへDeNA打線に必要なこと

[ 2021年11月15日 08:00 ]

秋季練習で田代巡回打撃コーチ(右)と話すDeNA・鈴木コーチ
Photo By スポニチ

 三浦大輔監督の就任初年度に6年ぶりの最下位となったDeNAが、1軍スタッフの入れ替えに積極的だ。38年ぶりの日本一に輝いた98年当時のメンバーである鈴木尚典氏(49)の打撃部門のコーチ就任も、その一つだ。

 現役時代に「マシンガン打線」の中核に座り、97、98年に首位打者となった屈指の好打者が、今季チーム打率リーグ2位の・258ながら、効果的な得点を挙げられなかった打線をどう立て直すのか。同じく新任の石井琢朗コーチとの共同作業に注目が集まる。
 秋季練習初日となった4日、鈴木コーチが興味深い言葉を発した。

 「マシンガン打線は、ほとんどバントをしない。98年ははまったけど、逆に99年は連覇できなかった(3位)。打つだけはダメ。細かな、自分を犠牲にする打撃は必要」

 「マシンガン打線」は、その名の通り打ちまくった印象がある。だが、石井コーチを筆頭に機動力もあった。鈴木氏が言う主な「細かな」部門を今季の打線と比較すると、犠打は98年が68で21年は81、盗塁は98年が63で21年は31、犠飛は98年が40で21年は24。3つの数字の合計は98年が171で、21年が136となる。「打つだけ」と言いながら、98年はこれらの数値は総合的に上回っている。優勝するだけの根拠はあった。

 鈴木コーチの「連覇はできなかった」という言葉には非常に重みがある。常に上位争いしていたチームのマインドを叩き込むことが98年組の務めだといえる。

 三浦監督を含め、1軍スタッフに23年前のメンバーが4人、名を連ねた。そのメンバーが手を取り合い、投打で豪快、かつ「細かな」野球に取り組んでいくことに、大きな期待をかけたい。(記者コラム・大木 穂高)

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