阪神ナイン バット振りまくる!室内練習場で「10カ所打撃」さらなる攻撃力アップへまずは個の練習

[ 2021年11月15日 05:30 ]

佐藤輝がトンボでスイングするなど10ヵ所で打撃練習が行われる(撮影・大森 寛明)
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 阪神秋季練習の室内練習場では選手がバットを振りまくった。10カ所打撃で強く、シャープなスイングを習得するべく、大粒の汗を流しながらスイングを繰り返した。矢野監督が導入の意図を明かした。

 「しっかり数をやるっていうのもある。ここ(秋季練習)に来ている選手は今のままでいいっていう選手はいない。それぞれが試合に出るためにも大事なことになる。秋は個の練習になる。そういう意識で、しっかりとバットを数多く強く振るっていう感じかな」

 もちろん、やみくもに打ち続けたわけではない。3カ所に打撃マシンを設置。手投げの緩い球を打つレーン4カ所に、ロングティー2カ所も用意された。歩きながら(グラウンド整備する)トンボで素振りするメニューもあった。各所で各選手が取り組む狙いや確認すべきポイントを意識し、多角的な視点から打力アップに励んだ。

 今季は打率・227、1本塁打に終わった木浪は言う。「本当に今じゃないとできない練習。とにかく振り込めたんですが、まだまだこれからなので」。鍛錬の秋。個の力の底上げが、チーム全体の打撃強化につながる。

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