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来季こそ鉄壁に!阪神、甲子園で野手陣「100分守備」4年連続“最多失策”の汚名返上へ練習あるのみ

[ 2021年11月15日 05:30 ]

工藤コーチ(中央)の指導のもと、左翼でノックを受ける大山(右)と原口(撮影・大森 寛明)
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 阪神は秋季練習第2クール初日の14日、甲子園での野手組を2班に分け、球場では「100分守備」を実施するなど守備練習にほとんどの時間を割いた。一方で、球場に隣接する室内練習場では「10カ所打撃」を展開してバットを振り込んだ。来季のV奪回に向け、攻守ともにチーム力の底上げが必要なだけに、まずは個のレベルアップを図っていく。

 甲子園球場には打球を追いかけるナインの姿しかなかった。バットを持っているのはノックを打つコーチ陣だけ。今季は86失策で4年連続12球団ワーストの失策数を記録。積年の課題克服へ2班に分かれて「100分守備」を敢行した。リーグ最多となる17失策を犯した中野は守備特訓の重要性を強調する。

 「カットプレーにしてもゴロにしても基本が大事になってくる。まずは基礎を固める時期なので、単純な練習ではあるんですけど、自分のためと思って、やっていきたい」

 ミス撲滅の“最短距離”はアウトにできる打球を確実にアウトにすること。そのためには、基礎の反復練習で体に染み込ませていくしかない。そのためのメニューにも工夫が凝らされていた。通常のノックはもちろん、片足を上げて「けんけん」した体勢から打球を追う練習も取り入れられた。捕球の際に体が流されないよう、しっかり踏ん張って、タメ(間)をつくるもので、目的意識も明確だった。

 「簡単なゴロのミスが多かったと思いますし、打ち取った打球をアウトにするということが内野手として大事だと思う。ピッチャーの信頼を得るためにも、打ち取った打球をしっかりアウトにできるよう、今は基礎を固めていきたい」

 遊撃のレギュラーをつかんだ今季は前半戦だけで13失策。後半戦は4失策とわずかに改善が見られたが、安定した土台構築へ球際の強さも鍛えていく。

 遊撃は競争が激しいポジションの一つ。木浪、小幡、山本らもレギュラーの座を虎視眈々(たんたん)と狙っており、気を抜けない。矢野監督も「拓夢(中野)が今年は頑張ったけど、これからどうなるか分からない」と来季のレギュラーは白紙状態。中野は課題の守備から改善に取りかかり、ジンクスを打破する2年目に備える。(長谷川 凡記)

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