元阪神ドラ1監督の下で急成長 ロキテクノ富山の飯塚&斎藤 チーム初のドラフト指名待つ

[ 2021年10月9日 05:30 ]

2人同時のプロ入りを誓うロキテクノ富山・飯塚亜希彦(左)、斎藤央兆
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 【無名の逸材 いざ表舞台へ】阪神のドラフト1巡目投手のエキスを注入された2人の右腕が、即戦力候補として、にわかに注目を集める。12年にクラブチームとして創設し今年1月から企業チームとなったロキテクノ富山の飯塚亜希彦と斎藤央兆(ひろき)は、この1年で急成長を遂げた。

 ルーキーイヤーから主戦投手を務める2年目の飯塚は、しなやかなフォームから最速148キロに7種類の変化球を投げ分ける先発完投型。クローザーを務める3年目の斎藤は重い球質の153キロ直球とチェンジアップが最大の武器だ。1年間で飯塚は7キロ、斎藤は6キロの球速アップに成功。2人そろって9月上旬に最速更新と、潜在能力がここに来て開花しつつある。

 両者とも、飛躍の最大の要因に藤田太陽監督の存在をあげる。00年ドラフトで阪神を逆指名し1巡目入団。西武、ヤクルトと移り13年に現役引退するまで13勝14敗4セーブ、24ホールドの成績を残した。ケガとの闘いでもあった13年間の経験を基に、インナーマッスル強化など基礎トレーニングの大切さを説かれ、細かく指導を受けた。飯塚が「大学で学べなかったことを社会人で教えてもらった。体で覚えることができた」と話せば、斎藤も「粘り強く3年やってきたことが、今やっと結果につながってきている」と感謝する。

 都市対抗野球の北信越2次予選は準決勝で敗れ、本戦出場を逃した。ただ、藤田監督は「自信を持って送り出せる」と両右腕のプロでの活躍を保証する。阪神など複数球団がリストアップ。チーム初のドラフト指名選手となることが、一つの恩返しとなる。(北野 将市)

 ◇飯塚 亜希彦(いいづか・あきひこ)1997年(平9)9月8日生まれ、新潟県上越市出身の24歳。大瀁(おおぶけ)小1年から野球を始め頸城中では軟式野球部に所属。上越では1年秋からベンチ入りし2年春からエースも甲子園出場なし。新潟医療福祉大では1年春からリーグ戦に出場し通算8勝。1メートル81、80キロ。右投げ右打ち。

 ◇斎藤 央兆(さいとう・ひろき)1996年(平8)6月4日生まれ、新潟県糸魚川市出身の25歳。大野小3年から野球を始め、糸魚川中では軟式野球部に所属。糸魚川白嶺では1年春からベンチ入りし同夏からエースも甲子園出場なし。新潟医療福祉大では1年秋からリーグ戦出場も未勝利。1メートル84、92キロ。右投げ右打ち。

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