野村謙二郎氏 本調子ではなくても広島・大瀬良はさすが 相手に投げ勝ち、7回まで続投はエースの粘り

[ 2021年10月9日 07:25 ]

セ・リーグ   広島6-2巨人 ( 2021年10月8日    マツダ )

スポーツニッポン評論家の野村謙二郎氏
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 【野村謙二郎 視点】広島・大瀬良は本調子ではなかった。会沢はリードに苦心したと思う。それでも途中からカットボールをスライダーに替えて立ち直り、相手投手に投げ勝って7回まで投げたのはさすがだ。エースとしての粘りを見せたと思う。

 初回の先頭・松原に初球カットボールを被弾する立ち上がり。本人はどう感じたのだろうか。変化球を狙われたと思ったのか、コースが甘かったと感じたのか。初球を物の見事に打ち返されると、捕手は癖を疑ったり、狙われた…などと考えるようだが、打者はそこまで考えてはいない。

 150キロが全盛の時代。打者からすると、あくまで直球狙いからの変化球であって、打てたのは狙っていたからではなく、制球の甘さに起因する場合が圧倒的に多い。そこを取り違えると、ストライクゾーン勝負という投手の基本がグラつき、球数が増えて故障のリスクも高まる。大瀬良は理解していると思うが、若手投手は改めて考えてみてほしい。

 最後に林の好守も勝因に挙げたい。4、6回の先頭・中島の強いゴロを逆シングルで処理した。ノックを数多く受けた成果だろう。(スポーツニッポン評論家)

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