オリックス・由伸 いざ球団記録&リーグ史上9人目の14連勝へ 首位固めで、25年ぶりVにまっしぐら

[ 2021年10月9日 05:30 ]

オリックス・山本由伸
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 絶対エースで、首位固めだ。球団タイ記録となる14連勝が懸かるオリックス・山本が、9日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に予告先発され、Vロードにつながる快投継続を誓った。

 「僕が投げる試合は絶対に勝つ気持ちで。しっかり準備して試合終了時に勝っているように、リードを守れるように。勝つのが大事なので、結果的に記録もいいようになっていたら、うれしいです」

 言葉の端々から、強い決意がにじみ出た。2位・ロッテとの、し烈な優勝争いが続く中現状、求められる役割は、分かっている。

 パではシーズン24連勝無敗だった13年田中将以来の13連勝中。73年米田哲也の球団記録に、リーグ史上9人目の快挙に、あと1と迫る。ソフトバンク戦は今季6度の対戦で5勝1敗、防御率0・76。前回対戦は、くしくも14年ソフトバンクとの直接対決に敗れV逸した「10・2」で、3度目の完封で16勝目を飾って屈辱の記憶も吹き飛ばしていた。快投再現に期待が懸かる。

 「チームがいい順位なので勝ちにこだわってやりたいですね」。その姿勢が個人タイトルにも直結する。防御率1・42、182奪三振など投手5冠のうち勝率以外はリーグトップで、06年斉藤和巳以来となる史上8人目の偉業も視界に捉える。

 「反省点もたくさんあるけど、すごく成長を感じられるシーズンになっているんじゃないかな。順位もいいので、これが自分の成長にもつながると思うし、その辺の楽しみも大きいです」。自身の連勝街道の先に、チームの25年ぶりとなるリーグ優勝が見えてくる。(湯澤 涼)

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2021年10月9日のニュース