亀山つとむ氏 ヤクルトから感じた執念 それに比べると阪神バッテリーは勝負所であっさり入りすぎでは

[ 2021年10月9日 07:20 ]

セ・リーグ   阪神1-4ヤクルト ( 2021年10月8日    神宮 )

亀山つとむ氏

 【亀山つとむ 視点】タイガースも今もっとも状態のいい高橋を先発に立てるなど必勝態勢だったが、首位のヤクルトにそれを上回る執念を見せられた。

 高橋に対しては、序盤から直球狙い。チーム一丸で、一つのことをやり遂げにきていた印象を受けた。痛かったのは、1―2の5回1死二、三塁で塩見に2点中前打された一打だ。1、2打席目で、いずれも初球を打って右飛、遊ゴロだった塩見だが、ここでも初球の内角高め真っすぐを打ちに来た。高橋―梅野のバッテリーが“初球からくる”“ボール球から入ろうか”などと意思確認ができていたかどうか…。勝負を分けたポイントで、あっさりと入りすぎたように映った。

 攻撃では7回2死満塁、梅野に代打・糸井を送った。ここでヤクルトは奥川から左の田口に交代。ならば、さらに糸井に代打・原口や小野寺だったらどうだったか…と考えてしまう。実績のあるベテランに代打を送るのはかなりの勝負手だが、奥川を降板させただけでも糸井の存在価値はあったとすればいい。もちろん結果はどうだったのかわからない。しかし、ヤクルトは清水とマクガフを今季初めて4連投させてきたように、あした以降のことは考えないで、この一戦にかけるガムシャラさを見せてきた。

 ヤクルトとの優勝争いで、1992年とよく比較されるが、当時とは違う点がある。それは、今は阪神が追いかける立場だということだ。よりチャレンジャーでなければならないのは、タイガースの方と言える。優勝マジック点灯を許してしまったが、全然あきらめる数字ではない。まだまだ、ぶつかっていってほしい。

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