ヤクルト・田口、満塁斬りに雄叫び!“一人V3”へ「僕のおかげでいい雰囲気」救援陣に活気もたらす

[ 2021年10月9日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―1阪神 ( 2021年10月8日    神宮 )

<ヤ・神>7回 糸井を三振に打ち取り、雄叫びを上げる田口(撮影・久冨木 修)      
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 雄叫びを上げた。4―1の7回2死満塁。ヤクルト先発の奥川がピンチを招いて降板し、マウンドに上がったのは田口だ。代打・糸井を追い込むと、低めのカットボールで空振り三振。左腕は叫び声を上げながらベンチに戻った。

 「正直、ふわふわしていた。ヤス(奥川)がここまでつくり上げたものを壊したくなかった。最高の形」。3月に巨人からトレードで移籍。古巣では昨季までリーグ連覇しており、ヤクルトでも優勝なら「一人3連覇」となる。「優勝?やりましょう!」。お立ち台でも大声を張り上げた田口は「(リリーフ陣は)僕のおかげでいい雰囲気を保っています」と持ち味のちゃめっ気を発揮して笑わせた。

 7連勝。勝利の後に田口が一塁側スタンドの観客をリードして拍手を求めるのは神宮の恒例行事となっている。ムードメーカー。見事な火消しだった。

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2021年10月9日のニュース