京産大・北山 ドラフト前最終登板で1失点完投 巨人・水野スカウト部長も「見られて良かった」と満足げ

[ 2021年10月9日 05:30 ]

関西六大学野球第6節第1日   京産大3-1大経大 ( 2021年10月8日    南港中央 )

<京産大・大経大>完投勝利する京産大・北山(撮影・平嶋 理子)
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 1回戦2試合が行われ、今秋ドラフト候補で最速153キロ右腕の京産大・北山亘基がドラフト前最後の先発に臨み、1失点完投で今季初勝利を挙げた。

 ドラフト前最後のチャンスで結果を残した。115球を投げて7安打を浴びながら無四球と安定感を発揮し最終アピールに成功した。

 「4年間取り組んできたものは出せた。勝っていなかったので、そこを見せられた」

 初回1死から三塁打を浴び、続く打者の三ゴロの間に先制を許したが、左打者への外角のチェンジアップを有効に使い、2点目以降は許さず。この日最速は148キロにとどまったが「就活の一環というかアピールの場になった」とうなずいた。

 阪神など6球団が最終チェック。巨人の水野雄仁スカウト部長は「勝つところを見られて良かった」と満足げに球場を後にした。

 ◇北山 亘基(きたやま・こうき)1999年(平11)4月10日生まれ、京都市出身の22歳。京北第一小3年から野球を始め、周山中では軟式野球部に所属。京都成章では1年夏からベンチ入りし、3年夏に甲子園出場。京産大では1年春からリーグ戦に登板。最速153キロ。球種はカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット。1メートル82、80キロ。右投げ右打ち。

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2021年10月9日のニュース