ヤクルト石川6回途中1失点の力投も500試合登板達成試合を勝利で飾れず

[ 2021年10月3日 15:55 ]

セ・リーグ   ヤクルトー広島 ( 2021年10月1日    マツダ )

力投する先発の石川(撮影・奥 調)
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 ヤクルトは2日にマツダスタジアムで広島と対戦し、石川雅規投手(41)が今季5勝目をかけ先発。通算500試合登板を達成し敵地ファンからも拍手で祝福される中、記念ボードを掲げ声援に応えた。自ら節目の登板を祝うべく5回0/3を1失点と力投も、6回終了1―1と勝利で飾ることはできなかった。

 この日の広島先発は24歳の森下。17歳年下との投げ合いで41歳の貫禄を見せつけた。3回途中まで広島打線を無失点に抑える上々の立ち上がり。4回に1死満塁のピンチを背負うも、7番石原を115キロのチェンジアップで空振り三振。続く林も今度は115キロのスライダーで三塁ライナーに打ち取り無失点で切り抜けた。5回は3者凡退斬り。立ち上がりこそ不安定だった森下も2回以降はゼロを並べる緊迫の投手戦。1―0で迎えた6回に堂林、西川に連打を浴びると、続く坂倉にカットボールをうまく運ばれ初失点。ここで無念の降板となった。しかし2番手の大西がピンチを無失点で切り抜けた。

 石川は先月26日の前回登板では大量援護に恵まれ、6月18日以来となる8試合ぶりの4勝目、通算177勝目を挙げていた。

 《史上103人目》通算500試合登板はプロ野球103人目。ヤクルトでは金田正一、松岡弘、高津臣吾、五十嵐亮太につぐ5人目。41歳8カ月での達成は、98年佐藤(オリックス)の44歳0カ月、07年山本昌(中日)の41歳9カ月に次いで、49年若林(阪神)と並ぶ3位の年長記録となった。

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