日本ハム・斎藤佑樹が17日に引退試合 札幌ドームのオリックス戦で19年以来の1軍マウンド

[ 2021年10月3日 05:30 ]

今季限りでの引退を発表した斎藤佑樹投手
Photo By スポニチ

 今季限りでの現役引退を表明した日本ハムの斎藤佑樹投手(33)の引退試合が、17日のオリックス戦(札幌ドーム)に決まった。2日の西武戦前に栗山監督が「17日にこっち(1軍)で投げさせる」と公表した。

 指揮官は引退発表翌日に公表した理由について「ファンの皆さんにいつ投げるかだけは早く伝えなきゃと思った」と説明。斎藤が早実のエースとして06年夏の甲子園で優勝し「ハンカチ王子」の愛称で社会現象まで巻き起こした存在であることから、球団と話し合い決定した。

 3日は、イースタン・リーグ最終戦となるDeNA戦(鎌ケ谷)で登板予定。右肘じん帯断裂から復帰を目指し、リハビリ生活を過ごしてきた2軍の本拠地・鎌ケ谷での最終登板となる。斎藤が1日に「肩も肘も股関節も腰も、全部ですね」と明かしたように、現在は満身創痍(そうい)の状態。指揮官は17日の1軍の引退試合では「体のこともあるからそんなに長くは投げられない」と打者1人だけとなる可能性も示唆した。斎藤が1軍のマウンドに立つのは19年9月27日のオリックス戦以来。11年目の集大成。背番号1が北の大地でファンに別れを告げる。(東尾 洋樹)

続きを表示

2021年10月3日のニュース