ヤクルト高津監督勝負のスアレス魔神ズバリ!今季最多貯金19で堅首 最短で6日にもM13点灯

[ 2021年10月3日 18:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―1広島 ( 2021年10月3日    マツダ )

広島に3連勝しスアレス(右背中)らナインを出迎える高津監督(中央) (撮影・奥 調)
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 ヤクルトは3日、広島と対戦。この日に通算500試合登板を達成した先発・石川雅規(41)と広島先発の24歳森下が緊迫の投手戦を見せる中、1―1の8回にサンタナの2点適時打で勝ち越しに成功。接戦を4-1で制し同カード3連勝を飾った。

 青木の今季7号ソロで大きな4点目を奪った9回。高津監督は敵地のマウンドにマクガフではなく、阪神クローザーの兄スアレスを送った。来日3年目の右腕は緊張からか先頭の会沢、続く安部に連打を浴び無死一、二塁のピンチを背負う。しかし大盛を133キロのカットボールで空振り三振に仕留めると、上本を一ゴロ、小園を右飛に打ち取るとホッとした表情で中村とガッチリ握手を交わした。

 節目の登板となった石川は5回0/3を1失点と勝敗は付かなかったが粘りの投球を見せチームを鼓舞。山田、サンタナ、青木が打点を重ね、村上も一発は出なかったものの2安打と当たりが戻ってきた。これで勝負の10月は敵地マツダで3連勝。積み上げてきた貯金も今季最多を更新する「19」に。この日もスアレスの弟が36セーブを挙げ、阪神との並走が続くが、負けられない戦いの中で勝ちパターンを崩しスアレスを抑えに起用した高津采配はさえわたるばかり。最短でのマジック点灯は6日にずれたが、投打がかみ合っている今のヤクルトは勝ち続けるだけだ。

 ≪M最短点灯日は6日≫セは首位のヤクルト、2位の阪神がともに勝ったため、ヤクルトのマジック最短点灯日は6日に延びた。条件はヤクルトが5日からの巨人戦で連勝もしくは1勝1分け。その間、阪神がDeNAに2連敗するとM13が出るがどうか。

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