これぞ阪神・近本のすごさ 直近20試合で第1打席は出塁率6割 リーグトップ独走の85得点目

[ 2021年10月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-0中日 ( 2021年10月2日    甲子園 )

<神・中(22)>初回、近本は右前打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 他に誰がいる。ロドリゲス攻略の突破口を開いたのは、もちろん阪神・近本だ。初回先頭で2ボールからの3球目の直球を強振。一、二塁間を破る右前打で、早速、試合を動かした。

 続く中野のフルカウントからの6球目に鮮やかなランエンドヒットを決め、三塁へ。マルテの左越え21号3ランで、リーグトップを独走する85得点目をマークした。

 第1打席は、ここ20試合で19打数11安打1四球、打率・579、出塁率・600の驚異的な成績。そのうち7度はホームを踏んだ。“見ていく”タイプのリードオフマンではなく、積極的に振っていくスタイルで結果を出し続けている。矢野監督にとっても「最初の打者でチャンスをつくって、マルテがあそこで最高の形で点を取ってくれた」と会心の先制劇だった。 (山添 晴治)

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2021年10月3日のニュース