日本ハム・高浜 9月誕生の長女に贈る決勝タイムリー二塁打!温泉旅行もゲット

[ 2021年10月3日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム2―1西武 ( 2021年10月2日    札幌D )

<日・西>9月に生まれた子供を思い、ゆりかごポーズで写真に納まる高浜(撮影・高橋茂夫)
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 9月に第1子となる長女が誕生した日本ハム・高浜が、家族のために温泉旅行をゲットした。チームの連敗を3で止める貴重な決勝打。ヒーローインタビューの前に、この試合のMVP賞のペア宿泊券を贈られ、ボードを手に満面の笑みを浮かべた。

 「もっともっと活躍していい物を食べさせてあげたい。今はこの(コロナ禍の)ご時世ですけど、(収まれば旅行にも)行きたいですね」

 殊勲の一打は1―1の7回だった。先頭の王柏融ワンボーロンが右前打で出塁すると、日本ハムベンチは代走に五十幡を投入。1死後に高浜が打席に入ると「走るのを願って待っていた」と待球作戦に出て、五十幡もカウント1―1からの3球目で二盗に成功した。五十幡を二塁に置いたことで、西武外野陣は俊足を警戒して前進守備を採用。カウント1―2と追い込まれたが「何とか三塁に進めようと右方向に打った」と進塁打の意識が奏功してカットボールを見事に捉え、右翼手の頭を越える適時二塁打となった。

 コロナ禍ということもあり、まだ長女とは対面できていない。それでも写真などを送信してもらい、目尻を下げる日々。「凄く僕に似ている。奥さんに似た方が良かった」と笑うが、長女誕生が力となっている。今季は自己最多85試合に出場も過去10試合は打率・121と苦しんでいただけに、これを復調のきっかけとしたい。(東尾 洋樹)

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2021年10月3日のニュース