堀内さん「あの姿勢が大切だと思うよ」 悩める主砲・岡本和が“お手本”にすべき選手とは

[ 2021年10月3日 22:40 ]

セ・リーグ   巨人3―3DeNA ( 2021年10月3日    東京D )

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(73)が3日、自身のブログを更新。打撃不振に陥っている巨人の主砲・岡本和真内野手(25)について「ボール球に手を出し過ぎ。器用がゆえにね」とその状態を心配するとともに“お手本”となる選手の名前を挙げた。

 巨人は同日のDeNA戦(東京D)で3点差を追いついたものの、9回2死満塁のサヨナラ機を逃して今季18度目の引き分け。この日勝った首位・ヤクルトとのゲーム差が5・5に、同じく勝利した2位・阪神とは4・5ゲーム差に開いた。岡本和は2四球を選んだものの2打数無安打で、この日の試合を含めた直近8試合で24打数2安打の打率・083と低迷。本塁打、打点ともに8試合連続で遠ざかっている。

 堀内さんは「よく負けなかったと言うべきなんだろうけど状況からすれば勝って欲しかったよね。本音を言えば、だよ。内容からすると7回に打った丸のホームラン俺はこれに着目したい。丸はクリーンナップを打つべき選手ですよ。丸がどうして今こうなっているのかわからんけれどなんとかキッカケを掴んでもらいたいね」とまずは6番打者として先発出場し、7回に8試合ぶりとなる18号ソロを放った丸佳浩外野手(32)について言及。

 その上で「岡本も打てない。彼の場合は繰り返し言っているけれどボール球に手を出し過ぎ。器用がゆえにね。ボール球に手を出し過ぎるとフォームが崩れる。フォームが崩れてくるとボールが上がらなくなってくる」と説明し「大谷くんみたいに本当は打ちたいだろうけどへたにボール球には手を出さず打つべきボールが来るまで待つあの姿勢が大切だと思うよ」とエンゼルスの大谷翔平(27)を“お手本”にすべきだとアドバイスした。

 巨人は残り15試合。すでに自力Vの可能性も消滅し、大逆転でのリーグ3連覇は厳しい状況だが、5日からは敵地・神宮で首位・ヤクルトと直接対決3連戦を戦う。

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2021年10月3日のニュース