巨人 サヨナラ機逃して18度目ドロー ヤクルトと5・5ゲーム差に開く 7回まで今永に13三振

[ 2021年10月3日 17:07 ]

セ・リーグ   巨人3―3DeNA ( 2021年10月3日    東京D )

<巨・D>9回2死二塁、同点の右適時二塁打を放ち二塁へ滑り込む大城 (撮影・光山 貴大)
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 巨人は前日2年ぶりのカード勝ち越しを決めた最下位・DeNA相手に3点差を追いついたものの、サヨナラ機を逃して3―3の引き分け。この日勝った首位・ヤクルトとのゲーム差が5・5に開いた。5日からは敵地・神宮でそのヤクルトと直接対決する。

 巨人は2―3で迎えた9回、この回から登板した相手3番手右腕・伊勢から先頭の主砲・岡本和がストレートの四球で歩くと、代走の増田大が代打・亀井の打席で3球目に二盗成功。DeNA・三浦監督のリクエストによるリプレー検証も判定は覆らず、無死二塁とまずは同点機を築いた。

 亀井は空振り三振、前の打席で1点差に詰め寄る18号ソロを放っていた丸は右飛に倒れて2死二塁となったが、代打・大城があと少しでサヨナラ弾かと思われる右翼フェンス直撃の二塁打を放って土壇場で3―3の同点。代打・中島が申告敬遠されると、広岡はフルカウントからの死球で2死満塁と一気にサヨナラ勝ちの可能性がふくらんだ。ここで打席に入ったのは前の打席で19試合連続安打を放っていた松原。だが、松原のバットは150キロ直球に空を切り、ゲームセット。サヨナラ勝ちならず、球団記録を更新する今季18度目の引き分けとなった。

 巨人は中4日で先発した戸郷が4回まで4連続を含む6奪三振で無安打投球。だが、0―0のまま迎えた5回、先頭の宮崎に打たれた初安打が左越え16号ソロとなり、先制を許した。すると、ソト、柴田に連打され、投手の今永をストレートの四球で歩かせて満塁のピンチ。2死までこぎつけたものの、佐野の右中間二塁打でさらに2点を失って5回3失点で降板となった。

 打線は相手先発左腕・今永に7回まで5連続を含む13三振。0―3で迎えた5回に戸郷の代打に出た広岡が左翼スタンド上段に飛び込む3号ソロ、1―3で迎えた7回に丸が右翼スタンド中段に放り込む18号ソロを放って1点差としていた。

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