巨人・戸郷、自身初2桁勝利またもお預け 中4日登板、4回まで無安打6Kも5回に3点失って降板

[ 2021年10月3日 15:35 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2021年10月3日    東京D )

<巨・D>5回2死満塁、佐野に右中間2点適時二塁打を浴びる戸郷 (撮影・光山 貴大)
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 巨人の戸郷翔征投手(21)が自身初のシーズン2桁勝利を懸け、中4日でDeNA戦(東京D)に先発登板。5回4安打3失点で降板し、2試合ぶりとなる今季10勝目はならなかった。

 相手エースの先発左腕・今永との投げ合い。互いに初回から飛ばして奪三振ショーの競演となる中、戸郷が先に失点した。戸郷は4回までに4連続を含む6三振を奪い、無安打無得点に抑えていたが、0―0のまま迎えた5回だった。

 先頭の5番・宮崎に投げた7球目、内角への148キロ直球を左翼スタンドへ運ばれ先制されると、ソト、柴田に連打されて無死一、二塁。前日3安打の戸柱を打ち取って1死一、三塁となったが、投手の今永をストレートの四球で歩かせて満塁とピンチを広げた。続く神里はすべて決め球フォークで3打席連続三振に仕留めて2死にこぎつけたが、佐野に右中間への2点適時二塁打を打たれて3失点目。この回を投げ切り、その裏、2死走者なしで打席が回ると、代打・広岡がコールされて戸郷は降板となった。なお、広岡が左越え3号ソロを放って巨人が1点返している。

 戸郷の投球内容は5回で打者21人に対して81球を投げ、4安打3失点。7三振を奪い、与えた四球は2つだった。7奪三振の内訳は3回に今永から奪ったものが直球、それ以外はすべてフォークだった。

 戸郷は9月22日の広島戦(マツダ)で7回5安打無失点と好投し、打線の13安打13得点という援護も受けて自己最多タイの今季9勝目(6敗)をマーク。その勝利は6月26日のヤクルト戦(神宮)以来、実に8試合&88日ぶり白星だった。そこから中5日で登板した9月28日の中日戦(バンテリンD)では打線が柳の前に沈黙。7回5安打1失点と粘投するも、自身初のシーズン2桁勝利はお預けとなっていた。

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2021年10月3日のニュース