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2年ぶり夏の甲子園を総括 「投高打低」が顕著、完封試合は5→10、本塁打数は48→36

[ 2021年8月30日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権大会

2年ぶり夏の甲子園は智弁和歌山の優勝で幕を閉じた(撮影・後藤 大輝)
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 7度の雨天順延、コロナによる2校の出場辞退、大会中に出された緊急事態宣言…。2年ぶりに開催された今大会は、予期せぬ事態に見舞われた。

 2年前と比べ顕著だったのは「投高打低」の傾向。完封試合は前回の5から10に倍増する一方、本塁打数は48から36本に減った。地方大会前の練習試合がコロナの影響で不足し、大会中は雨の影響で調整が難しい背景があった。3回戦以降の15試合で17本塁打とペースが上がったのは、野手の感覚が戻ったことが要因だろう。

 「投高」を支えた手堅い守備力も見逃せない。総失策数は前回の106から100に、無失策試合は前回よりも1試合多い7度あった。

 近年はウエートトレーニングでの球児の筋力アップにより、打球の速度が上がっている。球足が速くなった分、併殺打も増えた。2年前は47個だったが、今夏は55個。優勝した智弁和歌山は決勝まで毎試合、併殺を奪った。準優勝の智弁学園は1回戦、倉敷商戦の初回、今大会唯一となる「3―6―3」の併殺を完成させ、リズムに乗った。

 4強入りした近江の多賀章仁監督は「甲子園で勝つためには打撃がクローズアップされるが、何よりも守りと走塁だと思う」と、改めて守備の重要性を口にしたのが印象的だった。(アマ野球担当キャップ・川島 毅洋)

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