全国高校軟式野球 決勝は4連覇狙う中京VS6年ぶりV目指す作新学院

[ 2021年8月30日 05:30 ]

 全国高校軟式野球選手権大会第4日は29日、兵庫県の明石トーカロ球場で準決勝が行われ、新型コロナウイルス禍で中止となった第65回大会を挟んで史上初の4連覇を狙う中京(東海・岐阜)と6年ぶり10度目の優勝を目指す作新学院(北関東・栃木)が30日の決勝に進んだ。中京は筑陽学園(北部九州・福岡)に11―0で快勝。作新学院は浜田(東中国・島根)を4―0で退けた。

 <中京 エース・内野慎 6安打完封!!>投打がかみ合い、史上初の4連覇へあと1勝とした。11安打11得点の猛攻。投げてはエース内野慎が伸びのある速球を軸に6安打完封を飾った。平中亮太監督は「エースらしい投球をしてくれた。叩きつける打撃など、うちらしい攻撃もできた」とうなずいた。決勝へ、内野慎は「(4連覇の)プレッシャーは少しあるが、やってきた練習は日本一。存分に発揮したい」と闘志を燃やした。

 <作新学院 平川が手応えの3安打2打点>着実に得点を重ね、3安打2打点の平川は「点でなく打線になることを意識している。それができた」と手応えをにじませた。優勝した15年以来の決勝進出。相手は投打ともにレベルの高い中京とあって、黒川陽介監督は「本当にワンチャンスだと思う。挑戦者として攻めたい」と意気込みを示した。

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2021年8月30日のニュース