摂津正氏「慢性骨髄性白血病」診断から半年…長男誕生でどん底の精神状態から浮上「死ぬつもりないから」

[ 2021年8月30日 22:05 ]

摂津正氏
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 元ソフトバンク投手の摂津正氏(39)が30日放送の日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話」(月曜後9・00)にVTR出演、福岡県の最西部に位置する糸島市で家族4人、元気に暮らす姿を見せた。

 摂津氏は08年ドラフト5位でソフトバンク入団。09年に新人王、12年に沢村賞、最多勝などに輝き、18年限りで現役を引退した。今は4年前に新築したオーシャンフロントの350平方メートルの自宅に住み、プロ野球解説や、地元ラジオで釣り番組も持っている。

 だが、そんな生活が一転したのが今年1月だった。朝目が覚めると冬なのに下半身だけ汗びっしょりかいていたり、顔を洗うといきなり鼻血が出て3時間止まらないという症状があり、病院で診断を受けたところ「慢性骨髄性白血病」と診断された。

 妻の苑子さん(37)は第2子を妊娠中で、9カ月目だった。白血病と知らされた苑子さんは、「病院に来た時ぼろぼろ泣いていて」と摂津氏。苑子さんも「それまでは一番悲しいのは彼が引退した時だったんです。もう彼の投球が見られなくなるって。でもそれを通り越していました」と語り、摂津氏も「自分が死ぬってことよりも子供とか嫁が、この先どうしようかなって一番先に考えた」と言う。精神的に追い詰められ、帯状疱疹にもなった摂津氏に、苑子さんは「泣きながら病院に行ってしまったことが、申し訳なかった。彼が泣きたい状況だったのに、私が先に泣いてしまって、弱みを見せられなくなってしまったのかなあと…」と思ったという。

 だが、2月に長男が誕生。苑子さんは「時間があると考えちゃうから、早く産みたいなと思いました」と語り、摂津氏も積極的に育児に参加することで、病気のことを考える時間がなくなったと言い「気づいたら吹っ飛んでたね」と笑った。今でも抗がん剤の服用は毎日欠かせない。保険適用でも1粒2800円、年間90万円かかるが、白血病を告知された直後には、辛くて見られなかったという4歳の長女のチアダンスも、今では「全然見られる」と笑顔。「死ぬつもりないから。絶対に死なないって思っている」と語った。

 ◆摂津 正(せっつ・ただし)82年6月1日生まれ、秋田県出身の39歳。秋田経法大付―JR東日本東北を経て08年ドラフト5位でソフトバンク入り。入団1年目の09年に救援投手として70試合に登板。5勝2敗34ホールド、防御率1.47を記録し新人王と最優秀中継ぎ投手賞に輝く。11年からは先発に転向。12年には17勝5敗、防御率1.91の成績で沢村賞、最多勝に輝く。右投げ右打ち。

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