支配下復帰の巨人17年ドラ1右腕・鍬原 「与えられた場所でしっかり投げていければ」フル回転誓う

[ 2021年8月30日 19:55 ]

支配下復帰となり、笑顔を見せる鍬原(球団提供)
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 信念を貫き、支配下復帰を勝ち取った。巨人の鍬原拓也投手(25)が30日、支配下選手契約を結んだ。背番号は「029」から昨季まで背負った「46」に変更。17年のドラフト1位右腕はリモート会見で「まずホッとしている。もう一度チャンスを頂いたので責任と自覚をもってしっかりやっていきたいなと思います」と喜びだけでなく覚悟を語った。

 サイドスローに挑戦していた昨年に右肘を骨折し8月に手術。4年目の今季は育成選手として再スタートしていた。1月の自主トレで阿部2軍監督に「今年は腕を上げて勝負したい」と相談。阿部2軍監督からは「お前の悔いのないようにやればいい」と背中を押され、スリークォーター気味のフォームに変えた。5月に実戦復帰し「手術する前よりは間違いなくコントロールがあがった」と2軍戦14試合で2勝1敗、防御率3・64をマーク。復活をアピールし、支配下復帰となった。

 「(先発、中継ぎ)どっちもできるというので支配下にしていただいた。与えられた場所でしっかり投げていければ」と鍬原。リーグ3連覇へ、25歳のドラ1右腕がフル回転を誓った。

 ◇鍬原 拓也(くわはら・たくや)1996年(平8)3月26日生まれ、奈良県出身の25歳。福井・北陸では1年夏からベンチ入りも甲子園出場なし。中大では1年春から東都リーグに登板し、通算44試合で11勝13敗、防御率3・38。17年ドラフト1位で巨人入団。1メートル78、85キロ。右投げ右打ち。

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2021年8月30日のニュース