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岩崎抹消、守護神がいない ソフトバンクが救援陣打ち込まれ3連敗 V逸の18年以来の首位と6差

[ 2021年8月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3ー6オリックス ( 2021年8月29日    京セラD )

<オ・ソ>7回、宗に適時打を浴び、ベースカバーに走る嘉弥真(撮影・井垣 忠夫)
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 ソフトバンクは29日、首位オリックスに敗れゲーム差は6に拡大した。2―2の7回に、嘉弥真新也投手(31)ら12球団No・1の防御率を誇ってきた救援陣が打ち込まれた。シーズン途中から守護神を務めてきた岩崎翔投手(31)が出場選手登録を抹消され、代役も未定。引き分けを挟んでの3連敗で貯金は再び「0」となり、苦境に立たされている。

 クローザー役の不調と、打線の不振をカバーしてきた鉄壁の中継ぎ陣が、あえなく崩れた。2―2の6回。試合前時点で12球団トップの防御率2・57を誇る救援陣を惜しみなく投入。これが裏目に出た。

 緊迫した空気の中、3番手のスチュワートは6回を無失点で切り抜けた。暗転したのは7回だった。2安打などで2死一、三塁。左打者の宗を迎え、左キラーの嘉弥真にスイッチ。しかし、142キロのシュートをはじき返され勝ち越し打を浴びた。続く吉田正には右中間2点適時打。3連投で50試合目の登板となった左腕に疲れが見え始めた。

 流れは止められない。2死二塁で津森を投入したが、杉本にだめ押しの適時三塁打。試合を決める「4」がスコアボードに刻まれた。工藤監督は「(スチュワートは)もともとロングで使うイメージはしていた」とプランを明かした。嘉弥真については「吉田君はどうかなと思っていたが宗君は当たってたので、なんとかあそこで切れればと思った」と継投策の狙いを説明した。

 泣きっ面にハチとはこのことか。守護神・森の離脱で、シーズン途中から抑えに回った岩崎が、出場選手登録を抹消された。右肘の張りのため21日を最後に登板を回避していた。指揮官は「ピッチングコーチも本人と話して、1日でも早く良くなる方を優先した」と最短での復帰を願った。22日以降、新たに9回を任せてきた板東は24日西武戦、28日オリックス戦と2戦連続で失点。かつて勝利の方程式を担っていたモイネロと森が不在なだけに、岩崎の戦線離脱は痛い。

 首位オリックスとの3連戦は1分け2敗。優勝を逃した18年に経験して以来の首位と6ゲーム差になった。工藤監督は「うちの力であれば十分巻き返せる。全然まだまだだと思う」と悲観していないが、自力優勝が最短で9月2日にも消滅する可能性が出てきた。後半戦開幕直後は球団記録となる4試合連続無失点をマークした投手陣に、「やられたらやり返す」と逆襲を指令した。(福井 亮太)

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