中日・大野雄 東京五輪に向けて「絶対、金メダル」 ドミニカ代表で元同僚・バルデスとの再会心待ち

[ 2021年7月13日 17:53 ]

中日の大野雄
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 中日・大野雄が登板から一夜明けた13日、前半戦の振り返りと東京五輪への意気込みを語った。

 前日11日の広島戦は初回に4点を失い、4回4失点で7敗目。結果的に前半戦は3勝7敗で終え「チームの足を引っ張っている思い。負け越しを少しでもイーブンに近づけたいと前半戦を戦っていたが、4つ負け越して申し訳ない気持ちです」と謝罪の言葉が真っ先に口をついた。

 その上で「自分の投球ができた試合もあったが、求められているもの、自分自身が求めているものはチームの勝利、僕に勝ちが付いていくこと。簡単な精神状態でなかったが、勝利に結び付く投球をしていかないと」と昨季の沢村賞左腕は負け越しを反省した。

 間もなく始まる東京五輪では、侍ジャパンのメンバー入りを果たしている。先発投手の中では唯一の左腕だけに求められる期待も高い。「前半戦が一旦終わり、オリンピックに向けてしっかり調整していかないと。シーズンのことを切り替えて、代表に選ばれた以上、結果がすべて。絶対、金メダル獲得に貢献しないと。プレッシャーもあるが、それをいい力に代えて暴れてきたい」と意欲十分だ。

 他国の出場メンバーも続々と発表され、初戦のドミニカ共和国には中日でプレーしたバルデスも名を連ねている。「同じユニホームを着て一緒にローテーションに入って戦っていたので、思い入れがある」と先輩左腕との再会を心待ちにし「もしかしたら、投げ合う。負けないようにバルデス選手に敬意を払いながら素晴らしい投手なのでいい投手戦を繰り広げられたら」と世界大会での対戦を熱望した。

 そして、改めて東京五輪に向けて「シーズンの成績は胸を張ってオリンピックに行く聖跡ではないが、切り替えて選んでいただいた方に恩返しできるように、オリンピックに大野を選んで良かったと言われるように頑張ります」と決意を新たにした。

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2021年7月13日のニュース