阪神・藤浪 迫力満点13球で3者連続三振!及川も3人で抑え自信の2勝目 2人で劇勝の流れつくった

[ 2021年7月13日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー3DeNA ( 2021年7月12日    甲子園 )

<神・D(13)>2番手で力投する藤浪(撮影・椎名 航)
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 流れは、確実に変わった。0―3の8回に2番手で登板した阪神・藤浪が4番オースティンから宮崎、牧と3者連続の空振り三振。フィニッシュはすべてカットボールだったが、最速158キロの真っすぐは迫力満点。「勝利」も「ホールド」も付かない藤浪の13球が勝利をたぐり寄せたのはまちがいない。

 「展開的には気負うところではなかったので、なんとかいい流れをもってこれればなあ、と思って投げました」

 9回のマウンドに登った及川も逆転サヨナラの演出を手がけた一人だ。山下を二ゴロで、4球目の真っすぐ(ファウル)はプロ最速を1キロ更新する152キロを計測した。伊藤光には5球すべて150キロ超えの真っすぐで遊直。最後の関根は151キロの真っすぐで空振り三振で締めた。

 「3人で抑えて流れをつくれたのかなと思います。前回のDeNA戦でプロの洗礼というか、1個分甘かったらホームランにされることがわかったところから、少し成長できたのかなと思います」

 6月26日のDeNA戦で桑原に逆転2ランを打たれてプロ初黒星を経験。しっかりと、やり返して見せた。目頭を熱くした矢野監督も、2人の圧倒的な力は頼もしく映る。「(藤浪の)流れが変わるような3者三振であったり、及川もスピードガンは一番出たんとちゃうかな」。及川はプロ2勝目だが、それ以上に大きな自信を手に入れた。

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