巨人・原監督「やっぱり先発ピッチャーがね」 1試合14失点は3年ぶり…に「そうですか」

[ 2021年7月13日 22:31 ]

セ・リーグ   巨人6―14ヤクルト ( 2021年7月13日    東京D )

<巨・ヤ>6回無死二塁、ベンチの原監督。右は空振り三振に倒れた坂本、左は岡本(撮影・島崎忠彦)
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 2位の巨人は3位・ヤクルト相手に投手陣が相次いで炎上。先発のサンチェス、2番手の桜井がともに3本塁打を被弾するなどヤクルト打線に7本塁打を許して3年ぶりとなる14失点大敗を喫した。巨人が敗れたため、阪神は試合終了前に13年ぶりの前半戦首位ターンが決まっている。

 巨人の原辰徳監督(62)は「やっぱり先発ピッチャーがね。リリーバーっていうのは1イニングとか1アウトっていう中で役割を持たせているわけだから。長いイニングとか、あるいは早いイニングでマウンドに上がるのはね。それでもしっかり抑えるというのはあるんだろうけども、やっぱり先発ピッチャーが思いをね。先発ピッチャーが何とかゲームを作るということが必要ですね」と先制点をもらった直後の2回に1イニング3発被弾の先発右腕・サンチェスに苦言。サンチェスは3被弾後の2死走者なしから相手先発投手の奥川を四球で歩かせ、続く塩見にあわやバックスクリーン越えかと思われたフェンス直撃の適時二塁打でもう1点を失い、2回4失点KOされたが「ピッチャーに四球を出して、その後長打というのは。なんていうか、反省するところはたくさんあるよね」と断じた。

 1試合14失点はリーグ2連覇前の2018年以来3年ぶり。「そうですか」と受けた原監督は「それもあるよ。それはね、打たれようとしているわけじゃないしね。どっかに次につなげるということはね。1人1人が、あるいはチームも。これは必要なことでしょうね」と話した。

 惨敗の中でも、主砲・岡本和が初対戦となった相手先発右腕・奥川から3安打2打点の活躍。8回の最終打席では1死一、三塁で3番手右腕・今野のフォークに空振り三振したため「最後に外野フライを打てればもう1打点だけどね」としながらも「まあ、バッティングは簡単じゃないということですよ。『バッティングは』じゃないな、『野球は』だな」としみじみ。立岡、湯浅、岸田、広岡、重信ら控え選手もどんどん途中出場させたが、途中出場組で安打を放ったのは重信だけ。「ベストを尽くしてね。簡単じゃないんだよ、やっぱり」と話した指揮官は8回に3点返して意地を見せたことについては「もちろん、もちろん。すべてそういうふうに考えてね。振り返るもんじゃないんだよ」と前を向いた。

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2021年7月13日のニュース