2年ぶり開会式へ狭き門 市西宮で甲子園プラカードガール選考会

[ 2021年7月13日 17:41 ]

プラカードガール選考会に臨む市西宮の女子生徒たち(13日、同校体育館)
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 今夏の第103回全国高校野球選手権大会開会式(8月9日・甲子園球場)で出場校のプラカードを持ち先導する市立西宮高校女子生徒の選考会が13日、兵庫県西宮市の同校であった。

 対象の2年生女子生徒全165人のうち140人が応募した。全国49代表の校名プラカードや国旗・大会旗担当など64人が選ばれる。今回は「前年度優勝校」のプラカードがないため、例年より1人少なくなった。競争率2・15倍という狭き門だ。

 合格者は20日に発表される。新型コロナウイルス感染の懸念から、補欠合格者も選考する。

 女子生徒たちはプラカード代わりに使われる伝統の竹棒を持ち、大会行進曲に合わせ、体育館を1周歩いた。体育教諭が選考にあたった。

 昨年の第102回大会はコロナ禍の影響で中止となり、9月19日、甲子園球場で優勝旗返還式のみが行われた。女子生徒も選考の末、15人が選ばれた。

 1997年以来、選考や行進の指導にあたる青石尚子教諭(52)は「この女子生徒たちはあくまでお手伝いです。主役は高校球児たちで、昨年はなかった夏の甲子園大会が開かれ、おめでとうと言いたい」と話した。

 正式には「式典誘導係」。1949(昭和24)年の第31回大会から同校の女子生徒が先導役を務めている。 (内田 雅也) 

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