4季連続Vの大商大「1点取られたら交代」の激しいチーム内競争 防御率0点台の上田&伊原がけん引

[ 2021年5月4日 05:30 ]

関西六大学野球 第5週第2日   大商大11-3大院大 ( 2021年5月3日    わかさスタジアム京都 )

<大商大・大院大>大商大先発・上田は6回階無失点と好投する(撮影・平嶋 理子)
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 2回戦3試合があり、大商大が4季連続17度目(82年の新リーグ発足以降)の優勝を決めた。先発した上田大河投手(2年)が6回無失点に抑えて大院大を破り、開幕8連勝。龍谷大が京産大に敗れたことで優勝決定戦へもつれ込む可能性もなくなった。

 大商大の圧倒的な投手力を象徴する試合だった。今季先発デビューした右腕の上田が自己最速まで1キロに迫る147キロを計測するなど、三塁を踏ませない快投で先発では3戦3勝。防御率0・46とし、同0・33の伊原陵人(3年=智弁学園)と左右の鉄壁コンビで頂点に導いた。

 「ヒットを打たれてからの初球の入りが課題でしたが、少しずつ克服できている」

 直球の回転数は入学時2100から2300まで上昇。カットボールの精度も向上した。富山陽一監督はオープン戦から投手陣に「1点取られたら交代」と競争を促し、3日時点でチーム防御率0・99。龍谷大の敗戦をネット観戦で見届け、「とにかく選手がよくやってくれた。本当にうれしい」と喜びをかみしめた。

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