巨人・丸 復活2号同点弾 原監督の喝で選球眼改善 緩いカーブ仕留めた

[ 2021年5月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3-2広島 ( 2021年5月3日    マツダ )

<広・巨>6回2死、同点ソロを放つ丸(撮影・光山 貴大)
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 背景に、指揮官の喝と選球眼の改善がある。巨人・丸の「復活弾」には、2日前からの伏線があった。

 「1軍にいる以上は結果が全ての世界。言い訳せず真摯(しんし)に受け止め、できることをしっかりやっていきます」。原監督のメッセージを受けての発言である。

 1日の中日戦で2打席連続三振。3回で交代を命じられた。前日の移動日。指揮官は「丸の打撃じゃない。“何だ、あの人はあんな打撃してても使われるんだ”と思われるのはね。限界はあるわな」と特別扱いせず、先発から外すことも示唆していた。

 逆境で力を発揮できるのが丸。「前に飛んでいなかったのでしょうがない」と発奮した。1点を追う6回。森下の初球カットボールにやや差し込まれた直後、緩いカーブを「打つべき球」に選んだ。右中間への同点2号ソロ。原監督は「今日の皆さんの記事で少々ファイティングスピリットに火がついたのか」と笑い「どういう状況でも栄養にする。そこが強さ」と付け加えた。

 1日の早期交代の一因には「選球眼」もあった。打つべき球以外に手を出し、空振り三振を喫したのは丸らしくなかった。この日は、目で見た情報を脳から体に正しく伝達した。「(下半身で)我慢できたというか、止まれた。しっかり粘れた」。投手の球が到達するまでは約0秒4。カーブにタイミングを一つ遅らせるようにして、完璧に捉えた。

 試合開始直前にベンチ前で、投手の投球練習に合わせて素振りをするのが習慣。小さな努力の積み重ねが、逆境での強さを生む。この日は、それが連敗を2で止める原動力となった。(神田 佑)

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