2位西南大1敗堅持 首位福岡大は8連勝 最終週に直接対決

[ 2021年5月4日 05:30 ]

九州六大学野球春季リーグ戦 第4週第2日 ( 2021年5月3日 )

12三振を奪い、今季3勝目を挙げた西南大の仲山
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 2位の西南大が九大を7―4で下して、1敗(7勝)を堅持した。3年生右腕の仲山和希が12三振を奪い、2試合連続完投勝利で今季3勝目を挙げた。首位の福岡大は九国大を11―3で破り、開幕8連勝。福岡大と西南大は優勝を懸けて8、9日の最終週に直接対決する。

 逆転Vを狙う西南大が1敗を守った。「今日も行けるところまで行くつもりで(最後まで)行っちゃったという感じ」。2試合連続完投勝ちの仲山が胸を張った。3回に味方の2失策と九大・竹丸の2ランで4失点(自責0)したが、それ以降は無失点。9回の3者連続など、計12三振を奪った。

 2年まではリーグ戦で白星なし。「昨秋はベンチに入っていたのに出番がなく悔しい思いをした」。課題は制球難で与四球が多かった。そこでオフにはフォーム固めなど地道な努力を重ね、コントロールを磨いた。今季は「3ボールになっても粘れるようになった。新しくカットボールも覚えて投球の幅ができた」。4年生左腕の吉田龍に次ぐ2番手投手に名乗りを上げ、開幕週の北九大戦こそ敗れたが、リーグ戦初勝利の今秋2週目から3連勝。ここ2試合連続完投でチームに白星を呼び込んだ。

 西南大は次週の福岡大戦に連勝すれば18年秋以来の優勝がかなう。「吉田龍さんと自分で連勝して神宮大会に出場したい」。今春ブレークを果たした仲山が逆転Vの胴上げ投手を狙う。

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2021年5月4日のニュース