鷺宮製作所に頼もしいルーキーが加入 野村工外野手 東京スポニチ大会で雄姿を

[ 2021年3月1日 08:30 ]

スポニチ大会での飛躍が期待される鷺宮製作所の野村(撮影・川島 毅洋)
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 3月8日に開幕する「第75回JABA東京スポニチ大会」に出場する鷺宮製作所に頼もしいルーキーが加わった。拓大出身の野村工外野手(22)は2月に始まったオープン戦で1番で起用されるなどデビューに向けた準備を進める。「社会人になって最初の大会。学ぶことも多いと思う。長打を打つのが自分の持ち味なので、思い切っていきたい」と意気込んだ。

 2歳年上の兄はNTT西日本でプレーする勇内野手(24)。拓大時代には2年間、チームメートだった。社会人になり、ともに背番号「5」を背負うことになり「5番をもらってうれしかった。兄は意識する存在」と語る。「追いつきたい、追い抜きたいと思っていますけど、兄には常に先を走ってもらって、それを追いかけるのがいいのかな」。打撃に悩んだ際には、動画を兄に送りアドバイスをもらうこともある。NTT西日本は今大会には出場しないが「都市対抗で対戦できたらいいですね」と大舞台での直接対決を目標に掲げた。

 思い切りのいいスイングが持ち味の右の大砲の他、投手陣には中島隼也、佐々木大輔、野手には小川翔平、村上公康と5人の新人がデビューを心待ちにする。岡崎淳二監督は「スポニチ大会では新人を使っていきます。楽しみな選手が入ってきた」と期待を寄せた。

 「将来はプロに行けるようにしたい。1年目はチームに貢献できるように結果を出して、勝利につなげられるようにしたい」と野村。社会人の幕開けとなる大会で、アピールする。(記者コラム・川島 毅洋)

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